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SocialText、エンタープライズWikiにソーシャル機能投入

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Wikiのスタートアップ「SocialText」(本社・パロアルト、2002年創業)が本日午前(米国時間4/17)、自社ソフトのバージョン3.0を発表する。今回のアップグレードではエンタープライズにちょっとした“ソーシャル”な機能を加味する(横道だが、直接のライバルは最近再ローンチしたGoogle Sitesだ)。

SocialTextがWikiを販売する相手は大半が企業だが、ここはオープンソース版も提供している。顧客にSaaS版ともっとハイエンドなアプライアンスから好きな方を選ばせているが、実際にはどこにサーバーを置くかという違いしかない(客先か、彼らのところか)。 ファウンダーのRoss Mayfieldから聞いた話では、顧客1万人のうち8割はSaaSプロダクト利用者だが、自社収入の8割はアプライアンス側からの収入だという。

氏の話では新製品の「Socialtext Dashboard」と「Socialtext People」は現在デモ公開中で、60日以内には全顧客に入手可能になるようだ。どちらも実質的には同社の一般Wiki製品の拡張版だ。

「SocialText Dashboard」(写真上)はNetvibesっぽいカスタマイズ可能なホームページ。利用者はSocialText専用ウィジェットを追加し、企業専用Wikiからの情報(エディット総数、ワークスペース一覧、変更の概要など)もそこに表示できる。また、カレンダーなど生産性向上のウィジェットやYouTubeなど単なる娯楽用のウィジェットも揃っている。

DashboardにあるウィジェットはすべてGoogle Widgetと互換性がある。つまりセキュリティ設定によっては、iGoogleのようなサイトにも追加できるという意味だが、もっと重要なのはiGoogleのウィジェットも全部Dashboardのページに追加できることで、例えばGmailを直接自分のSocialText Dashboardに引っ張ってきたりできる。

ユーザーはさらにプロフィールを作って、ここに同じ組織に属する“友だち”も追加できる(以下参照)。共通の友だちのアクティビティのストリームもモニタリングできる(友だちの更新情報が画面に流れてくる)が、この対象にはTwitterみたいな外部のサービスも含まれている。

セキュアな企業情報と娯楽情報、役立つ社外サービス。その全てを兼ね備えたダッシュボードをひとつ抱えることは、まさに企業社員の多くが求めていることだ。これは働く人の1日の中心にSocialTextを据えることなので、カスタマーは一度獲得してしまったら逃げていく確率がかなり低いだろう。

SocialTextが先を行くサービスであり、Google Sitesに(少なくとも現状で)客を奪われないような方策を懸命に探しているのは明らかだ。法人顧客がGoogleのプロダクティビティ・スイートの一部あるいは全ての統合を検討し始めるまでに、SocialTextが従業員の毎日に欠かせぬ存在になっていれば良いのだが。そうすれば、旨みのある利用料も回収し続けることができるだろう。

SocialTextが過去6ラウンドで資金調達した総額は$24M(2400万ドル)をやや切る程度。昨年11月にはMayfieldが会長兼社長に一線を退き、新CEOのポストにEugene Leeを迎えた。従業員数50人。

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(翻訳:satomi)