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インテル、コンシューマでも簡単にマッシュアップが作れるプラグイン公開

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インテルの“実験的”プロダクト「Mash Maker」が今日(米国時間4/23)、ラボからパブリックベータ公開となる。これはエンドユーザーが既存のサイト上で独自のマッシュアップが作れるブラウザ専用プラグイン。最も機能の親和性が高いのはFirefoxだが、IE対応版も出ている。

マッシュアップは僕らがWeb 2.0と呼ぶムーブメントの中核を成す発想。けども僕個人の中ではずっとハイテク過ぎる概念という印象が強い。IntelのMash Makerはマッシュアップをもっとメインストリームなものにする試みだが、これを見てもそれはあんまり変わらない。

マッシュアップとは何なのか? これは単に別々の情報ソースから入る情報を1本にまとめたプレゼンに過ぎない。 Web 2.0のサイトでは絶えずデータをマッシュアップしている(マッシュアップしていいかどうかユーザーに尋ねることは少ない)。 でも問題発生と言っても少なくて、ユーザーが手動で自分好みのカスタムな感じにデータをひとつに繋がなくてはならない場合に生じる程度だ。

Intel Mash Makerはブラウザのツールバーに置けるし、サイドバーにも展開できる。これを実装してウェブを閲覧していくと、マッシュアップ機能が既に使えるサイトが出てくる。例えばFacebookの友だちのページに行ったら友だち全員のアバターをGoogle Mapに表示できるマッシュアップを起動するよう推奨してきたりする。で、同意すると、見てるウェブページのまさに真上に地図がボヨンと出てくるのだ。Mash Makerでは簡単なタスク例だけど、なかなか面白い。

インテルがマッシュアップの威力を披露しているウェブはほかにもある。例えば「Expedia」では検索結果で引き出した各フライトで、大体どれぐらい足が伸ばせるか予測値を出すマッシュアップ「leg room(足が伸ばせる余地)」も。あと、掲示板Craigslistを眺めてる際にはYelpのレビューも引き出せる。

ただ、ウェブの大部分はまだ未開の西部のようなものだし、予め作ったマッシュアップもない。 そこで、ここが腕の見せ所で、みんな自分なりにアイディアを発揮してマッシュアップを作ってくれるんではないかという期待が生まれる。で、インテルはブラウザ拡張機能からマッシュアップが作れるよう、必要なオプション全てを提供したというわけだ。

でも正直言って、利用者の大多数はこれでマッシュアップ作れと言われても右も左も分からないだろうし、作り方知ろうとも思わないような気がする。エンドユーザー向けマッシュアップ・プログラムの発想の欠点はまさにここで、これは「Yahoo Pipesで遊んで徹夜しちゃったよ」という話が絶対(普通の)友達から出てこない理由と同じだ。

結局、インテルとしてはMash Makerが仮にアピール不足でも、ひどく重要というわけでもないんだろう。そもそも何故インテルがこんなもの作ることに決めたのか、僕自身よく分かっていない部分もある。インテルと言えばハードと何の関わりもない純正のウェブプロダクトなんて滅多に(一度も?)リリースしないところだし。まあ、構わないけど…。きっとこれが面白くてたまらない人も少なくとも何人かは出るんだろう。

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(翻訳:satomi)