iPhone用カラオケソフトのTuneWikiにBenchmark Capitalが出資か
イスラエルのスタートアップ、TuneWikiは、パソコンやモバイル機器で聞く音楽用に ユーザー生成の歌詞を配布するサービスだ。
このサービスは2007年12月にスタートし、メインサイトを使えるのがjairlbreakされたiPhonesだけ、という実に中途半端なサービスにもかかわらず、ダウンロード数が「何十万回」にも上る(と、情報筋は言っている)。
なぜTuneWikiがそれほど人気なのか。この記事の最後にあるビデオをみると、iPhoneで流れる曲に歌詞が同期する様子(カラオケ方式)がわかる。
ある筋の伝えるところによると、同社はBenchmark Capitalのイスラエルファンドによる、最初の調達ラウンド終え、ジェネラルパートナーのMichael Eisenbergが役員に加わったという。同ラウンドの規模および他の出資者の有無については引き続き調査中だ。
インターネットで楽曲の歌詞を合法的に入手するのは未だに難しい。Yahooは昨年、数十万曲分の歌詞を画像形式(コピーや抽出対策のため。Gracenoteと協同)で提供開始している。
TuneWikiは、合法的歌詞wikiであるということだけでも興味あるサイトだ(同社は最近、Universal Musicから利用許可を得たことを発表した)。同期ソフトはこのサイトを本物のビジネスにする可能性を秘めている。この夏、iPhone用の公式サードパーティーアプリの公開が始まってからどう飛躍するかが注目だ。が、当面このハックアプリは、iPhone installerの目玉アプリケーションの1つということになる。
TuneWikiは、イスラエルの起業家で共に元戦闘機パイロットのAmnon SarigとRani Cohenの2人によって設立された。
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(翻訳:Nob Takahashi)