UKドメインを使えなくなったMySpace

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今年2月、MySpace はシャンパンのコルクを抜いてお祝いをした。Nominet紛争処理サービスの決定により、MySpace.comのローンチに2年先立つ1997年に、小さな英国ISPによって取得された .co.uk ドメインを使うことができるようになったのだ。.co.uk のドメインは、マンチェスター近郊のストックポートにあるTotal Web Solutions(TWS)という会社がホスティングサイトとしてドメインの使用を開始した。そして後になってソーシャルネットワークの広告掲載を始めるという怪しい動きをしていた。しかし今日になって、Nominetの紛争処理パネルは、ドメインを小さなISPに戻す決定をした。何があったのか?

Myspace.co.uk はもともと電子メールとウェブサイトをホスティングするサービスを行っていて、しばらくの間TWS自身が行動にでることはなかった。しかしMySpaceがNominetに訴えた主要な論点は、ドメインの最近の使われ方の問題に集中していた。つまり、MySpace.co.ukの訪問者に対してMySpaceを含むソーシャルネットワークの広告を表示して”kiting”と呼ばれる行為を行っていたというもの。MySpace Inc.によれば、この行為はNews CorpがMySpaceを取得した2005年から行われ、不当にサイト価値を高めていたとされる。TWS側は「少なくとも」2005年6月以前から運用していたもので、問題はないとする。

また、2点目の問題は、.co.uk のドメインが、いつからMySpace.comに対する「不正」なものとなったかだ。TWSも、掲載広告がMySpace.comの評判を反映するものになっていたことは認めている。しかし、それはドメインを利用していたSedoのアルゴリズムによって自動的に生じた結果だとしている。MySpace Inc.はTWSが広告を管理すべきだったと争っていた。TWSは、広告が表示されるようになったことは、ドメインの「利用目的の変更」には当たらないとしていた。Nominetの紛争処理パネルは、不当性が認められない限り、悪意なく名前を登録した幸運(あるいは不運かもしれない)な登録者の側に何らかの義務を課すことには消極的である旨を表明した。結局TWSのドメイン利用形式に変更は認められないとして、ドメインをTWSに戻した。

MySpaceは、英国においてNominetの紛争処理サービスによる仲裁を期待することができなくなった。つまり本件を争うなら法廷に持ち出さなければならないということだ。MySpace Inc.のスポークスマンのひとりはコメントを拒否している。

もちろん、TWSもMySpace.co.ukのドメインですぐに何か始めるほど愚かではないので、ドメイン自体は現在事実上無価値だ。現在は空白のページを表示するようになっている。MySpaceはMyspace.com/ukを使い続けることになる。

TechCrunch UKに、もう少し詳細な記事がある]

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(翻訳:Maeda, H)