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戦闘準備OK:これがマイクロソフトのヤフー敵対的買収の戦闘要員だ

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reservoir-dogs.pngマイクロソフトは、せかされるのが嫌いだ。誰もがこの会社の次の一手を待つなか、Yahooの買収提案受け入れ期限は先週土曜日に過ぎた。みんなまだ待ち続けるつもりだ。しかし、マイクロソフトの今後に関する今週の発表の準備は進められている。

いろいろある選択肢の中でも、ありそうなのは敵対的買収に踏み切るか、手を引くかのどちらかだ。最高財務責任者のChris Liddellは先週の収支会見でそれを示唆するととも、提案金額を引き上げる可能性を否定した。

Microsoftには払える財力があるから価格を上げるべきだという主張を私は好みません。私たちの提案がYahooの価値を明らかに下回っているという具体的な証拠を未だ見たことがありません。むしろその逆はあります。

キザに聞こえたかもしれないが、私はそうは思わない。Citiのアナリスト Mark Mahaneyは先週、Microsoftが敵対的買収に出る可能性を40%、手を引く可能性を10%と予想した。敵対的買収になれば、Microsoftは直接株主に対して公開買付を行うか、Yahooの役員を入れ換えるためのプロキシー・バトル〔株主委任状争奪戦〕を繰り広げるかのどちらかだ。公開買付は、Yahooにポイズンピル[乗っ取り防止対策]を発動させ、厄介で高くつくことになる。(このしくみについてはMarc Andreessenの本件に関する記事(英文)が絶品)。

あらゆる兆候がプロキシー・バトルを向いている。MicrosoftはYahooの役員をすげ替えるための独自候補者を選んだ。さらには、容赦ないM&A戦術で知られるアドバイザーチームで周囲を固めている。Yahoo役員乗っ取りの戦いのためにMicrosoftが集めた「掃き溜めの犬たち[レザボア・ドッグス]」の顔ぶれを見てみよう。

Morgan Stanley。 投資銀行家のPaul Taubman、Drew Guevara、Thomas Whayne、Chuck Cory、Rob KindlerらがMicrosoft支援チームに指名された。TaubmanはMorgan Stanleyの全世界のM&Aを率いる(しかし、Time WarnerのAOL買収では不審な評価を得ている)
The Blackstone Group。この何をおいてもM&Aに特化した強力な投資銀行からは、Jill Greenthalが参加する。
Joele Frank。敵対的買収の際に特別広報担当が必要なときに頼りになるのがこの人。「敵対的買収広報」が彼女の仕事だ。有能かつ獰猛。
Innisfree M&A。プロキシー・バトルの後方支援を行う委任状勧誘会社。

いずれも少々の血を見ることももいとわぬベテラン戦士たちだ。

彼らを迎え討つのは、Goldman Sachsを筆頭とするYahooの投資銀行家たちだ(アドバイザーにはLehmanとMoelisも参加)。他にMacKenzie Partners というパッとしないM&Aコンサルタント会社もYahooを支援しているという噂だ(もっとも、この会社のウェブサイトのリンクが軒並み切れているところから判断するに、Yahooがここを助けた方がよさそうだ)。

脇から見守るGoogleには、QatalystのバックアップマンFrank Quattrone とその旧友でCredit SuisseのGeorge Boutrosがついている。

Microsoftは手を引くべきか、それとも「掃き溜めの犬たち」を解き放つべきなのか。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)