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Wigixはネット売買に秩序をもたらす

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eBayショッピングは、普通の店に買い物に行くというより露天市場を行く感覚に近い。 なんとしても売りたい商人はこちらの都合などまるでお構いなしにモノを売っている。結果、買い手は1人1人自分の目で確かめて見て回らないと、本当に一番のお買い得かどうかも納得できない。そして1人回るたびに新たなPR戦術とサービスタイプを理解し、対処しなくてはならない。

そんなオンライン市場リスティングの標準化を図り、もっと簡単に欲しい商品が探せるようにしようと生まれたのが、本日(米国時間4/29)ベータ公開の「Wigix」である。そのSKU(Stock Keeping Unit=在庫品説明概要書)ベースのシステムでは、売り手は他が扱う類似品と自分の商品を同じグループに嫌でもまとめなくてはならない。こうすれば、買う側は自分が選べる商品の全容をもっと完璧に俯瞰できる上、もっと他にもいろんなことが可能になるというわけだ。

例えば、SKUシステムのお陰で買い手と売り手はリスティング商品をもっとインテリジェントな検索で探すこともできる。Wigixの検索に「iPod」と入力すると、自動的にサイトで売り買い可能な全iPodモデルをサジェストしてくる。実際販売中の商品は検索結果に出てこなくて、ただ商品タイプのみ表示する(例:「Apple iPod photo 160GB」、「Apple iPod mini 4GB」)。で、そのうち1つをクリックすると初めて買い手が誰か見れる仕組みだ。

各SKUページには現在の売り手の名前だけでなく、商品の一般概要情報も。ここで現市場価値、最近の価値変動、商品レビュー、スペックなど網羅している。その商品を持ってるんだけど正式に売り出してないユーザーがいれば「オーナー」として商品掲載も可能だ。こうしておけばもしかしたら誰かが来て断れないオファーを出してくれるかもしれない。これはZillowが出してる「Make Me Move(私を引っ越しさせて)」機能に似ているが、こういった機能があることで、みんな自分の所有物(使えない商品だけでなく価値交換可能なストアも)を見る目も変わるに違いない。

Wigixでは商品価格の推移も追跡できるので、サイトは入札・照会の面だけでなく株式市場に極めて近いかたちで活用も可能。

本サービス最大のハードルはもちろん、十分な数のベンダーと買い物客をeBayから確保するところになるだろう。が、Wigixでは動員を促すインセンティブが生まれる期待がもてそうな価格構造を打ち出した。20ドル以下の商品リスティングでサイトに支払う手数料は無料で、25~100ドルの商品は買い手・売り手から1ドルずつ徴収。100ドルを超える高価な商品はさらに販売価格の2%が加算となる。

Wigixではまた、SKUのページにAmazon商品などのターゲット広告を掲載し運営費の足しにしている。Wigixは特定可能な商品(収集アイテムは少なくとも今のところは対象外)だけ扱うサービスなので、ネットの他で探せる同じ商品の広告を出すのは意外と簡単だ。

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(翻訳:satomi)