AOLの広告戦略、未だ機能せず

次の記事

次世代型ウェブメールZenbeに見る「プラットフォームとしてのメール」

aol-logo.pngAOLのPlatform Aは、もっともリーチ率の高い広告ネットワークであるように思えるが、ここから収益を上げるにいたっていないようだ。Time Warnerが本日(米国時間4/30)発表したところによると、第一四半期でAOL全体での広告収益の成長はたった1%だった。AOLの全体的な収益が23%落ち込んでいるのは、アクセスプロバイダのサービス規模が縮小し続けているからだ。しかしこのことは誰もが理解しており、現在の焦点はAOLが完全なインターネット広告会社として出直せるか否かに移っている。

AOLはこの1年、広告ネットワーク市場におけるシェアを獲得するためにTacodaQuigoなどの企業に$1B(10億ドル)を費やしてきた。しかしこの分野でのビジネスはまだ動き出していない。これは部分的に両者の営業力をまだ統合できていないことも原因だ。しかしより大きな問題は、前四半期における外部サイトにおける他社広告の販売増が、AOLの所有するサイトでのディスプレイ広告収入の18%に及ぶ減益で相殺されてしまっていることだ。AOLは、自社サイトにおける広告販売マージンを、外部サイトにおける場合よりもかなり高く設定している。それでAOLはサイトのリニューアルを通してページビューの大幅増加を計ってもいる。また、このことが年初にBeboを$850M(8億5千万ドル)で買収した理由でもある。自社サイトで販売できる広告の品揃えを充実するほど、AOLはより多くのマージンを稼ぐことができるようになる。

AOLがペイドサーチ広告でGoogleと結んだ契約も、IACの場合のように、全体的な広告販売を押し上げるのに役立っている。ただし数値が公開されていないので、正確にどれほどの効果があったのかはわからない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)