Yoono―期待のSNSブラウザー・プラグイン、登場

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ちょっと皮肉なことになった。ほんの1週間前に私はSNSアグレゲータが次から次へ登場することについてちょっと愚痴をこぼしたばかりだ。実際私としては、いろいろ立派な機能があるにはあるが、お互いにちっとも代わり映えしないプログラムの大群に飽き飽きしていた。しかし最新のバージョンのYoonoを一夕試してみた後ですっかり考えを変えた。これは私に実際に使ってみようかという気を起こさせるSNSアグレゲータだった。

Yoonoの主要なフィーチャーはなんといっても「Friends」ウィジェットだ。これはまず通常のSNSアグレイゲータに備わっていそうな機能はすべて備えている。このウィジェットはTwitter、Facebook、Piczo、Flickr、Friendfeedからのすべてのアップデートを編集してスクロールできるリストのかたちで表示する。誰かの名前をクリックするとその人物のプロフィール、写真アルバム、メッセージなどのページへの直接のリンクが示される。これで面倒なナビゲーションの手間が大幅に軽減される。このウィジェットには主要なチャットクライアント(AIM、MSN他)が統合されており、さらにすべてのプロフィール・ページに対してステータス・メッセージを送る機能もある。ここまでは、まずまずというところ。(きわめて標準的だ)。

Yoonoがひと味違ってくるのはUIだ。たとえば友達のリストと眺めているとしよう。マウスでカーソルを誰でもよいが知人の上にもってくると、最新のプロフィール、ステータス情報の要約のポップアップが表示される。同じようにマウスをウィジエット内に表示されているサムネール・サイズの写真のどれにでも載せると、フルサイズのオリジナルの写真がブラウザに表jされる。しかも、現在ブラウザで見ているページを一切離れる必要がない。

Yoonoは、このFriendsウィジェットの他に自由に追加あるいは削除できる5つのウィジェットを提供している。いちばん役に立つのは「Discoveries」ウィジェットだ。これはYoonoの出発点になったサービスから生まれたもので、以前われわれがStumbleUpondel.icio.usのミックスのようなものだとと紹介したことがある。このウィジェットはユーザーが訪問中のページを分析して関連あるタグやサイトを多数提示する。また似たような関心をもつYoonoのユーザーのリストも表示される。「WebNotes」は簡単な共同作業ツールで、画像、テキスト、ビデオなどをドラグ&ドロップでサイドバーに保管し、その後で友達と共有することができる。

残りの2つのウィジェットはメディアの操作を志向したものだが、できばえとしてはかなり未完成だ。「Photos」は訪問しているウェブ・ページに関連あるFlickrの写真を表示する。「Videos」は同様にYouTubeを表示する。

Yoonoに大きな欠点が1つあるとすれば、ウィジェットのスペースに対して機能が豊富すぎ、時として操作が困難になっている点だ。たとえば他のウィジェットを開いた状態ではサイドバーのFriendsウィジェットを操作するのは難しい。とにかくスペースがないのだ。それぞれのウィジェットはサイドバーから取り出して独立の窓として表示できる。しかしこれもユーザーのディスプレイに十分な余裕がある場合しか有効ではない。(それにこういう場合にはウィジェットにこだわらず独立のデスクトップ・クライアントでもよいはず)。

Yoonoはおそらくなにかと(当然だが)Flockと比較されることになりそうだ。しかしYoonoの方はプラグインなので、ブラウザのFlockよりさらに広いマーケットを狙える。Yoonoは現在Firefox用のプライベート・ベータを実施中。IE版も開発中だという。YoonoではTechCrunchの読者を先着で500人、ベータテストに招待する。興味があればこちらから登録してみるとよい。

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(翻訳:Namekawa, U)