Wimax、$32Bの取引成立。避難せよ!

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Spot Runnerが$51M調達―新マーケット開拓へ

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3月にSprint NextelとClearwireの生まれたてのWiMax事業を合併するという噂が流れたが、どうやら最終的に成立する見込みになってきた。ComcastとIntelがそれぞれ$1B(10億ドル)、Time Warnerが $550M(5億5千万ドル)、Googleが$500M(5億ドル)、それに地域のケーブル会社Bright House Networksが$100M(1億ドル)を出資するものと思われる。この新会社の評価額は$12B(120億ドル)、Clearwireによって経営され、その社名を名乗るはず。

わたしが以前言ったとおり、これはかならず大惨事になる。SprintとClearwireがこの合併を必要としているのは、金喰い虫のWiMaxネットワークにすでに注ぎ込んでしまった数十億ドルをサルベージするためだ。だが、同じWiMaxへの関心でも理由は様々に異なる出資者を集めれば「船頭多くして船山に上る」状態になる。Googleは、同社が計画している携帯向けアプリケーションや広告のために、新たなブロードバンド・キャリアを求めている。ところが、ケーブル会社が求めているのは、自分たちの庭に侵入しつつある携帯電話会社に対抗するための方法だ。わたしは去る3月にも、同じことを言った

WiMaxは期待されている技術で、まだ始まったばかりだ。しかし、$3B(30億ドル)の追加でもまだ足りないようだ。全国をカバーするWiMaxネットワークの構築には、$8B~$12B(80億~120億ドル)はかかるだろう。しかも、技術的なトラブルもある。

どうしてGoogleがこのリングに上がろうとしているのはわかる。ブロードバンドワイヤレスネットワーク普及のためならどんなことでもするから。しかし、ComcastとTime Warner Calbleは手を引くべきだ。この投資の背後にある論理は、ケーブル会社がWiMaxネットワークを使って、VerizonとAT&Tが(電話線経由のデレビ番組で)自分たちの庭に入ってくるのを防ごうとするもののようだ。聞くところによると、ケーブル会社は、WiMax上でホワイトレーベルの携帯電話と高速インターネットワークサービスを始めるか、あるいは自社のテレビコンテンツをコンピューターや新しいデジタルデバイスに配信することができるらしい。

この論理が破綻するのは以下のような理由による。VerizonとAT&Tは、こと携帯電話サービスにかけれは、大きく先行しているし、固定客もいる。WiMax携帯電話がこれを崩すには、たとえもっと高速のデータサービスがあったとしても、何十年もかかるだろう。Clearwireが現在提供しているのは家庭用電話サービスだけで、携帯ではない。ブロードバンドインターネットと家庭用電話サービスについては、ComcastとTimeWarnerがすでにケーブル上の代替手段によって、電話会社と十分わたり合っている。

私が間違っていて、このコンソーシアムが新たに安価なWiMax接続をわれわれに提供してくれるようになることを祈っている。WiMaxというテクノロジー自体はたいへん有望なものだ―しかし、残念ながらビジネスの方はそうではない。

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(翻訳:Namekawa, U)