オーケー、Wired、その喧嘩買おうじゃないか

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1週間前、Wired MagazineはWashington Postがわれわれの記事を配信することになったのを不快だとする記事を掲載した。 WiredのBetsy Schiffman記者は次のように書いた。「われわれはTechCrunchに含むところがあるわけではないが、 大統領を辞職に追い込んだことさえあるWashington Postともあろう大新聞が、自分が投資している会社について記事を書くような男のブログを配信するなんてまったくもってどうかしてるんじゃないかと思う。とうてい理解できないことだ。

私がこれを読んだときの感想はWTF?〔ホワット・ザ・ファック?〕(特にFを力を入れて)というものだった。Wiredはたしかにわれわれのライバルではあるが、これまで友好的に付き合ってきた。(印刷媒体の)編集局長、Chris Andersonと私は1ヶ月前にCharlie Roseショーに一緒に出演したことがある。Chrisはこの番組について書いた記事の中で私を賞めてくれたし、Fred Vogelsteinは2007年にTechCrunchについてすばらしい紹介プロフィールを書いている。

で、Wiredのわれわれに対する攻撃問題だが、Wiredは私が個人として数社のスタートアップに投資しており(すべてここで開示している)、時折それらのスタートアップやそのライバルについて記事を書くことが気に入らないらしい。われわれがこういった利害関係は逐一公表しているにも関わらず、WiredはWashington Postはわれわれの記事を配信する契約を打ち切るべきだと主張している。

私はこの問題について、(例の「Timeの表紙の100人」のパーティーでしたたか飲んだ後だったが)まずできるかぎり簡潔にTwitterに感想を書いた。 それからTwitterに「Wiredを燃やしてキャンプファイヤをしよう」と書いた。私が特にTwitterを選んだのはWiredに私が不快に思っていることを告げると同時に、物事を不必要に荒立てたくないので、TechCrunchはもちろんCrunchNotesにさえ書かないでおきたかったからだ。(Twitterでの私の購読者は1万6千かそこらだが、TechCrunchの読者は300万、それに加えてフィード購読者がいる)。私は言うだけのことは言ったので、この問題はそこで止めておいた。

私がWiredの知人へ送った問い合わせのメールには返事がないのに、5月9日、Schiffmanはメールを寄越してさらに私を攻撃した上にコメントを求めてきた。私は返事をしなかった。はっきり言ってSchiffmanは「粘着荒らし」であることを実証していたし、この問題について何か書くならTechCrunch上で公開した方がましだと考えたからだ。しかし私はそれでもこの問題は打ち止めにしておいた。

ところが、今日(米国時間5/13)、この問題について Schiffmanがフォローアップ記事を書いた。新事実は何もなく、ただただ自分はいかにTechCrunchとWashington Postの提携を嫌っているかということをくどくどと繰り返しているだけのようであった。

これは単にSchiffman個人とTechCrunchの間の問題のように思う読者もいるかもしれないが、そうではない。私はSchiffmanとは会ったこともないし、どんな人物かもまったく知らない。しかし、彼女の上司のDylan Tweney編集長は、Valleywagの質問に対して、彼女を弁護している。Valleywagに 「なぜWiredはTechCrunchの記事全部に<Buttmunch〔尻でも食らえ〕>というタグを付けているのか? Wiredの内部では皆がTechCrunchをそう呼んでいるのか?」と尋ねられて、Tweneyはこう答えてる。「いやWired.comの部内全部に広がっているとまではいえない。そうなればいいとは思っているがね。」

私の返事はこうだ

TechCrunchは広告主との関係、また私が投資している企業との関係で利害の抵触があることは事実だ。しかし私は私の個人的投資については、すべて情報をを開示している。またインタビューの中で何度も繰り返しているが、私が現在行っている4社への投資の総額はTechCrunchの月間収入にも満たない額だ。

広告主について言えば、TechCrunchに広告を出したことがある会社を記事にする場合にいちいち断ってはいない。そんなことは誰もしていないし、長年にわたって出稿した広告主は増えていくばかりだから、そんなチェックは実質上不可能でもある。われわれは編集部門と収入を伴う営業部門の間に倫理的なファイアウォールを設けている。営業部門はCEOのHeather Hardeの管轄だ。

Washington Postはわれわれの記事を配給している以上、このような取り決めに満足しているものと思う。

ガラスの家に住む者は石を投げるべからず

私はWiredがこの記事を―2度も―掲載した動機を知りたい。われわれはWiredのビジネス上のライバルだ。そこで子供じみた悪口をタグに使用していることも含めて、われわれをこのように攻撃してWashington Post.とTechCrunchの提携を破壊しようと試みること自体、利害の衝突であることは明らかだ。Wiredはまさに自分が非倫理的だとしていることを自分でやっている。それどころか、利害の衝突があることを開示してもいない。

われわれはWiredが時折倫理上の問題を引き起こしていることを知っている。(問題の記事についてWiredは後になってから情報開示を付け加えた)。もっと大物にしてときには失敗している。それに引き替えわれわれは現在まで一度も非倫理的な行為で問題を起こしてはいない。WiredやNew York Timesがやったようなケアレスミスさえもだ。

私はWiredの編集者、執筆者については大いに尊敬してきた。しかし私の意見では、Wired.comは編集局長のEvan Hansen以下Betsy Schiffmanに至るまで、倫理的にみて越えてはならない線を越えてしまったという他ない。も
記事の内容で勝負することを諦めてセンセーショナリズムによるページビューの増加を当てにするようになったのだったらまったく残念なことだ。私は昔この雑誌が好きだったのだが。

アップデート: この騒ぎが全般的にみてどれくらいばからしいかが分かるよう、Hugh Macleodに漫画に描いてもらうよう頼んでおいた。とりあえず記事に白地の枠を用意してある。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)