CBS、全方位配信の「 Superdistribution」に加えて直営ビデオサイトをオープン

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Facebookに「ガラスの顎」みたいな弱点あり

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ウェブビデオに関しては CBSくらい手当たり次第にあちこちに配信しているネットワーク局は他にない。いや、先頃発表された$1.8B(18億ドル)でのCNET買収のこと言っているのではない。(CNETにもたしかに多少のビデオ資は存在するが)。それよりCBSはビデオをウェブに普及させることに関しては「superdistribution」戦略を取っている。つまり、ところきらわず、どこへでも配信するということ。そういうわけでCBSは現在なんと300サイト―有名どころにはYouTube、AOL、MSN、Joost、Veoh、Bebo、TVGuide.comを含む―と配信契約を結んでいる。これらのサイトは全体として「CBS Audience Network」と呼ばれ、これに対してCBSは自ら広告を販売してきた

このほど、CBSは「CBS Audience Network」自身に独自のサイトを持たせることとした。ここではトップのパートナー・サイトと、それぞれのサイトで放映されているCBSの人気番組が紹介されている。さらに番組の閲覧回数、投稿されたコメント数が表示される。(iPhoneのデモビデオとLettermanショーでのBoratのインタビューの2本がもっとも人気ある番組で、それぞれ890万、570万回が再生されている)。今のところサイトとしてはYouTubeのトップ・ビデオだけが表示されている。AOL、Bebo、MSN、TV.com、Joostなどが近々登場するものとみられている。

こういったデスティネーションサイトがユーザーにどの程度アピールするかはなんともいえない。サイトをいちいち離れずにビデオを見ることができるのは便利だが。このサイトはむしろ広告主のためのCBSのショーケース的存在として設けられたのではないかと思う。広告主にCBSのビデオがウェブ全体でどれくらリーチがあるかを一目で分からせるためのいわばパンフレット・サイトだ。「Superdistribution(つまりコンテンツをウェブ上のあらゆる場所に露出させる)」というのは理論的には正しい戦略かもしれないが、自分の買った広告がどこに掲載されているのかをてっとり早く知りたい広告主に売り込むにはいささか不便な代物なのかもしれない。

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(翻訳:Namekawa、U)