やっと公開:Google Healthを見てみた

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Ztailは、あらゆる品物の査定サイトを目指す

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ついにGoogle Healthが公開された。本日(米国時間5/19)のGoogle Factory TourでMarkがプレゼンテーションのメモを取っている隙に、少し覗いてみた。公開が遅れに遅れはしたが、第一印象としては、マイクロソフトのHealthVault昨年10月に公開)、Revolution Health、またAetna’s SmartSource(Healthlineと提携している)等、既存の個人向け健康管理サイトと十分競合してやっていけそうな印象だ。

この分野で強力なライバル関係になるのはGoogle HealthとマイクロソフトのHealthVault(Revolution Healthは現在のところ情報ポータルとしての方向を目指しているようだ。それにしても誰も健康保険会社の言うことなんて信じないんじゃなかろうか)だろう。HealthVaultの強みが、種々の健康管理情報をバックエンドで統合しているところにあると考えられる中、Google Healthは、まず消費者側のスタンスに立つということを強く意識しているようだ。サイトのプロフィールに、利用者自らによって薬情報を入力させるなどの方法で、専門家の手を借りないで済むように工夫している。HealthValutでも同様のことができるが、バックエンド健康情報提供者と、より強いパートナーシップを結んでいるようだ。Googleはサイトの成長に併せて、従来のデータ縦割り方式に挑戦していこうと考えているのだろう。既存の健康情報を統合管理していこうとするのなら、そもそも他の選択肢はない。

利用者の理解を得るため、GoogleはGoogle Health上には広告を掲載しないとし(関連検索で出てくる広告は許容範囲だろう)、人々の健康情報が検索結果として表示されることは決してあり得ないとしている(誰もがそう望むだろう)。利用者は医者をGmailのコンタクトに加えることができ、またAPIも開発中。

Google Healthを「使える」状態にするには、個人医療情報を作成して、病歴情報を登録しておく必要がある。使い方は非常に簡単だ。年齢、体重、医療情報、投薬情報、アレルギー情報等を登録していく。登録時には該当しそうなキーワードが表示され、症状を入力していけば直ちに関連する医療用語のリストが表示される。

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但しより重要なのは医療記録をインポートする機能だ。最初にそういった情報をGoogleに登録しておいて、後は医者から電子データをもらってくれば良いというのは、利用者の感じる利便性の観点からして大きな利点となり得る。

医療記録を取り込むことのできるパートナーとして登録されているのは8つのみで、加えて半分は薬情報のみを取り扱っている(Medco、Walgreens、RXAmerica、およびLongs Drug Stores)。他はQuest Diagnostics(臨床試験を行う)、CVSCaremarkのMinuteClinic、およびCleveland ClinicとBeth Israel Deaconness Medical Centerの2病院だ。

医者が完全な医療記録をファイルでくれたとして、それをアップロードできるかどうかは定かではない(もちろん手打ちで入力することはできる)。また、マイクロソフトのHealthVaultで行えるような、医療機器から直接にデータを登録するといった機能はない。

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尚、Googleは数百の健康関連トピックについて詳細なページを作成している。プロフィール情報の登録を行う際、詳細な分析を行うことができるように、関連する詳細ページへのリンクが表示される。これは本当に便利だ。入力後は症状、治療方法、原因、および別の病気を防ぐための情報、適切なイラスト、関連するニュース、Googleグループ、およびサーチトレンドへのリンクなどをまとめた情報が表示される。座骨神経痛の例を掲載しておく。

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Google Healthでは、登録したプロフィール情報から数々の健康情報サイトにリンクすることができるようになっている。リンク先として利用できるのはePillBox.info(薬のスケジュール管理)、心臓麻痺リスク計算サイト、iHealth、Livestrong.com、MyDailyApple(日刊の健康ニュース)、MyMedicalRecords.com、およびNoMoreClipboard。Google Healthが健康情報管理で中心的な役割を担いたいと考えるなら、できるだけ多くのサービスサイトとの間で、利用者のプロフィール情報を共有する必要が出てくる。利用者はそれぞれのサービスに対して、それぞれ異なるレベルでの共有設定を行うことができる。

HealthVaultには、独自のパートナーサイトが登録されている(American Heart Association、CapMed、HealthMedia、Healthy Circles、Kryptiq、Peaksware、Pure Wellness、Sound Health Solutions、US Wellness、Podfitness、MyVitalStatistics、Limeade、およびActive Health)。

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GoogleはAPIを用意し、他のパートナーがGoogle Healthに参加しやすくしようとしている。この点で間違いはないだろう。つまり「プラットフォームできました。健康関連のアプリケーションはありますか?」ということだ。

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(翻訳:Maeda, H)