Benioff「Zuoraはオンライン決済のSalesforceを目指す」

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Zuoraは、SalesforceWebex出身の業界のベテランたちが運営するSaaSのスタートアップで、SaaSの顔役Marc Benioff自ら出資している。そのZuoraが本日(米国時間5/20)、オンライン決済ソリューションの一般公開に踏み切った。

本誌エリックが3月の記事で説明したように、Zuoraが目指すのは、オンラインの会社が特に購読利用料のような定期循環払いで使う独自の決済システム、これを自力で作らなくても済むよう開発ニーズを軽減すること。

これが「Z-Billing Platform」と呼ばれる今日ライブになる新サービスで、決済に関わる4つの領域(顧客アカウント、サブスクリプション、製品カタログ、請求処理)をカバーしている。サービスはすべてSalesforce風味のオンデマンドソリューションで提供しており、 オンラインの会社はただ自社Zuoraアカウントをコンフィギュアし、昔の決済システムから情報をインポートし、API群を通してサイトをプラットフォームにプラグイン(繋ぐ)だけで利用できる。サイトで商品を購入したり、サービスを購読した顧客の対応はZuoraが担当、そこから先の注文・請求・支払いを追跡してくれる。

Zuoraでは当然、公共料金のユーティリティーみたいな価格設定モデルを選んだ。同社の手元には請求総額の2%が落ち、支払い額が大きくなればなるほどその歩合は下がっていき、べらぼうに高い商品については自分たちの取り分に完全に上限を定めて対処している。

同社には既に顧客6社が利用登録しており、うち3社は本システムを導入済み。その中で名前が開示されているのは1社のみで、「Coremetrics」というOmnitureっぽいウェブ解析サービスを提供している会社だ。 CEOのTien TzuoはCoremetricsの事例では、Zuoraの請求システムで可能なことが何か、特によく分かるという。というのも、この会社の決済では27種の異なる価格モデルが要求されるのだけど、Zuoraではそれを各々しっかり適正に処理し分けているのだ。

ZuoraのファウンダーたちはSaaS畑の出身なので、最初はSaaS関連の他社と提携するのは想定内のことだ。が、このプラットフォームにはSaaSという業種に限らず、楽曲ストリーミングからオンラインの出会い系まで幅広いサービスに応用できる可能性があると思う。

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(翻訳:satomi)