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オンライン犯罪マップSpotCrimeで君子危うきに近寄らず

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SpotCrimeはGoogle Mapのマッシュアップで、最近起きた犯罪を地図上にプロットするサービスだ。よく知らない都市を訪問した場合など、物騒な地区を避ける役に立つだろう。すでにウェブサイトは数ヶ月前からオープンしていたが、このほどiPhone版がオープンした。(やっかいなことに手打ちで以下のURLを入力する必要がある。http://www.spotcrime.com/iphone.php

個々の犯罪は種類別に小さいアイコンで表示される。ユーザーは関心のある犯罪の種類や期間、日付を指定して絞り込みをかけることができる。アイコンをクリックすると、さらに詳しい情報(が入手できた場合)がポップアップ表示される。現在、アメリカの一部地域(主として大都市)だけがカバーされているが、急速に範囲は拡大される計画だという。

SpotCrimeはほぼ90%の犯罪データを地元警察の記録から得ている。ただしこの情報がオンラインで公開されていない都市の場合、地元新聞の記事によってデータを収集している。ほとんどのデータは自動的にスクレーピングされるが、SpotCrimeによると、一部人手を介しているとのこと。カバー範囲が拡大するにつれてこれは問題になってくるだろう。事件が発生してからサイトに表示されるまで、平均して3時間から24時間かかるので、SpotCrimeはまさに現在発生中の事件を避ける役には立たない。しかし地域の犯罪の概況を一目で見て取るすにはたいへん役に立つサービスだ。

SpotCrimeでは、地元の警察と公衆のために無料の情報ツールとして提供していくとしている。いくらなんでも警察は自分の管轄内のどこで犯罪が多発しているか分かっているだろうが、地図上へのビジュアルなオーバーレイ表示はトレンドを把握するのに便利だ。その他の不動産の評価などへの応用が考えられる。(犯罪恐怖症のユーザーには)カーナビのドライブルートの選択にも使えるだろう。

この種の犯罪マップの提供サービスはSpotCrimeが初めてではない。LA Timesの殺人事件マップUniversalHubその他いくつかのサービスがすでに存在する。しかしこれらのサービスのほとんどは地域限定版だが、SpotCrimeは全米展開を目指している。実現のためにはデータ収集の完全自動化を図る必要があるだろう。

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(翻訳:Namekawa, U)