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ハムレットじゃないが、よからぬ企みが進行中なのか? AP通信、 NYTimes 、MBAとやらの怪しい関係

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私は普段は陰謀史観に軽々しく与することはないのだが、今回のNew York Times/AP通信/Media Bloggers Associationの関係はどう考えても怪しすぎだ。

私が今日書いたように、New York TimesはAP通信の著作権侵害に関する見解(どうしようもなく間違っている)を引用して擁護するのを止めようとしない。NYTimesのSaul Hansell記者はこの件ですでにブログ記事を3つ、署名ニュース記事を1つ発表している。すべてAPの立場を弁護するものだ。どの記事でもNYTimesがAPの株主の一員であり、取締役会に人を送り込んでいるという利益相反の事実は開示されていない。

最初の記事でHansellは「APはMedia Bloggers Associationとコンテンツの引用に関するガイドラインづくりで協力していく」と報じている。しかし「公正な引用(fair use)」に関するガイドラインは著作権法そのものにはっきりと規定されているのであり、その上引用の権利を狭めようとする試みに法的拘束力が生じるはずはない。しかしAPは弁護士の大群を差し向けることで引用の権利を行使する相手を手ひどく苦しめようという構えだ。訴えられたくなければ、APの記事を4語以上引用するには金を払えというのだ。

Hansellの記事には奇妙なまでにAPへの批判の視点が欠けている。少なくともこれは賛否両論ある問題だという認識くらいはあるべきだろう。おまけに第3の記事では、インタビューの相手〔Diggのファウンダー、Jay Adelson〕に記事の趣旨をまったく否定するコメントを残されている。

そういう次第でこの問題は進行中なのだが、ここに「Media Bloggers Association」 とやらいう団体の名前が何度も出てくるのはどうしたわけなのか? なぜAPはこの団体をブロガーの代表として選んだのか? なぜこの団体のRobert Coxがあちこちのブログ(われわれのところも含む)に事実認識がそもそも間違っているAP擁護のプロパガンダのスパムを送りつけてくるのか?

先週の週末まで私はMedia Bloggers Associationなる団体の名前を全く聞いたことがなかった。それがどうして「ブロガーを代表する」団体に祭り上げられているのか? なぜNew York TimesはAPとこの団体の関係に疑問を差し挟まないのか?

Media Bloggers AssociationはAPと重要なビジネス上の関係があると判明している。どうしてこの団体がブロガー一般の利益を偏見なく代表できるというのか? 

ちなみにMedia Bloggers Associationの背景については「Making Light」ブログが詳細な調査レポートを掲載している。Mathew Ingramの論評も参考になる。またJeff Jarvisは依然としてこの件にブルドッグよろしく噛みついている。(私はJeffをブロガー代表の候補として推薦する。少なくとも彼ならAPのサクラではないと確信できる)。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)