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MySpaceがData Availability全面公開、情報パイプの栓を開ける

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MySpaceはビッグスリーの中では、サードパーティーのサイトのサービスにMySpaceのユーザー情報が取り込めるツールを発表した最初の会社(総じて「Data Availability」と呼ぶ)。翌日FacebookはFacebook Connectを発表し、その3日後Google Friend Connectが出た。

今日(米国時間6/26)MySpaceがData Availabilityを全面公開する(午後developer.myspace.comを要チェック)。これでサードパーティーのデベロッパーもこのAPIを使ってアプリが開発できるようになる。グーグルの製品はまだ極少数のサイトと試運転中(実例)だし、Facebookも7月下旬のF8カンファレンスまでニュースはなさそうだ。

MySpaceのアプローチはグーグルよりずっと面白い。サードパーティーのサイトに送られたデータは、iFrame経由でコントロールしているのだ。事実こうしたサイトにMySpaceでは情報をストリーミングしているので、単にソーシャルなツールをボルトで留めただけではなくて、サービス同士の真の連動化が図れる。

デベロッパーはMySpaceユーザー専用プロフィールの公開になっている情報にはどれでもアクセスして自サイトに引っ張ってこれる。拾えるデータはユーザーの名前、写真、経歴、ソーシャルグラフ(友だちリスト)ほか。ユーザーは、サードパーティーのサービスからセキュアなOAuthのワンタイムパスワードのログイン認証でMySpaceにアクセスして、中の情報を転送して良いかどうか承認する。承認が降り次第、そのサービスからの情報アクセスも許可される、というわけ。

本物のデータがMySpaceから外にストリームされることもあって、利用規約のポリシーは厳格である。サードパーティーサイトにはデータの保存・キャッシュを禁じている。これは利用者固有のMySpaceユーザーID以外全部そうなので、サードパーティーのサイトではページがレンダーされる度にAPI経由でMySpaceからデータ再申請しなくてはならない。 ユーザーがMySpaceのプロフィール情報や友だちリストに変更を加えると、それはデータ利用中のサードパーティーの全サイトに瞬時に反映される。

Google、Facebook同様、ユーザーはMySpaceアカウントのプライバシー専用コントロールパネル(下)でサードパーティーからのアクセスを無効(revoke)にできる。:

本物のデータビリティだが同期はナシ

MySpaceではサーバー保管庫からデータを頂戴して良い。これを本当に許可している辺りが、データポータビリティ実現に向けた本物の動きだと思う。もっとも、サードパーティー各社がデータを保存できないことには、MySpaceが最終的コントロールを持つことになり、100点満点なソリューションとは言えないが(この問題についてはCentralized Meのエントリで触れた)。真のデータポータビリティ実現には、ユーザーがコントロールできるよう情報の常時シンクが必須である。

だが、その実現方法を定めた本物の標準が現れる(それには大きなハードルもいくつかある)までは、MySpaceのアプローチは充分これで納得以上である。ユーザー情報の権利という点でも本当に前進の1歩。きっとData Availabilityを使った思いっきりクリエイティブな応用例が、これから山と生まれることだろう。

ここでも早速テストアプリ製作中で、あと何時間かでライブにできると思うよ。こういう応用が今後数日は沢山続きそうだね。

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(翻訳:satomi)