Yahoo―社員の大量脱出再開まであと3週間

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われわれは2007年1月以来、114人に上るYahoo からの幹部の脱出を記録してきた。どうやら状況はさらに悪化する見通しだ。われわれがつかんだところによると、8月の第1週、問題の株主総会が開かれる時期と前後して、大量のストックオプションの売却制限期間が満了する。まだYahooに残っている幹部社員の多くはこの時期を待って時間をつぶしているのだという。

ストックオプションの給与はYahoo!の重要な社員引き留め策の一つで、トップから一般エンジニアに至るまでほとんどの社員が恩恵にあずかっている。社員は業績に応じてで売却制限のあるストックオプションを与えられる。1万株から最高4万株、売却制限期間は2年間というのが普通だ。このオプションは、一部の社員にとっては$200,000(20万ドル)相当の価値がある。これだけの金額となれば、新しいスタートアップやGoogleMicrosoftなどに移る前に、数ヶ月社内に留まって売却の権利が生じるのを待とうという気になるだろう。われわれの聞いたところでは、何十人、もしかすると100人近い社員―部長や副社長やそれより上のクラスの幹部を含む―が数週間後にストックオプションの売却制限期間が満了すると同時にYahooを去る可能性があるようだ。

Yahooは以前から社員の勤続に問題を抱えていた。その結果、基本給も高めで、時折、オプションによるボーナスを支給して従業員の引き留めを図ってきた。またYahooは最近新規採用を凍結するまで、大々的な採用キャンペーンを張っていた。Yahoo脱出者のリストは来月にも倍増する可能性がある。大量脱出の再開は残った一般社員、幹部の士気にも決して良い影響は与えないだろう。

今Yahooに残っている幹部の一部は週に1日か2日かしか出社せず、公然とライバル企業その他の会社への転職の努力をしているという。右の写真は、現在Yahooが置かれている苦しい立場を表したものだ。Microsoftの助けを借りずに経営陣がこの危機をどのようにして乗り切ろうとするのか、見物である。

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(翻訳:Namekawa, U)