ニュース
Yahoo!(企業)
Microsoft / マイクロソフト(企業)
AOL

再度、AOL-Yahooセットのツマラナイ話

次の記事

ヤフーが、前TwitterチーフアーキテクトBlaine Cookを採用

twoheaded.png追い払っても逃げてくれない獣のようなものか。Yahooは舞台に立ち続け、マイクロソフトはYahoo買収交渉で失敗続き(あるいはYahooを放置しているという見方もあるかもしれない)。そんな中、AOLは手を挙げて「俺、俺。俺だよ」と言い続けている。Time WarnerはYahooだろうがマイクロソフトだろうがおかまいなしに、希望者にAOLを売るつもり満々だ。ロイターに情報を投げたある匿名筋によれば、8月1日に開催されるYahooの株主総会を前に、いろいろな話が盛り上がっているようだ。そうでなくてはこの夏枯れの時期、Time WarnerのM&Aチームにはすることがなくなってしまう。

マイクロソフトがYahooに対する最初の提案を行ったときから、Time WarnerはYahooにラブコールを送り続けている。この話はしばしば大いに盛り上がりを見せる。直近のケースで見ると、Yahooにとって残された道がAOLしかないのではないかと見られた2週間前から再燃している。両者の歩み寄りは費用削減効果の点から考慮されているもので、とくに他の理由はない(CitiのアナリストであるMark Mahaneyは、合併により年に$900M(9億ドル)の費用削減効果が見られ、ディスプレイ広告分野でのシェアも大いに上がるとしている)。

また、3月の記事には次のように書いた。

タイムワーナーはAOL救済に躍起だが、ヤフーと統合してAOLが生き長らえるとは限らない。AOLとの惨憺たる歴史を考えると、(バブル絶頂期にAOL をタイムワーナーに高値で買い取らせて大損させたブローカーの)Jerry Levinの二の舞となればウォール街がタイムワーナー社に制裁を加えることもあり得る。

これは依然として真実だ。AOLを切り離せば株価の低迷にストップはかけられるだろう(情報開示:私は以前Time Warnerに所属したことがあり、株式を保有している)。しかし他に心配しなければならないこと(マイクロソフトおよび微妙な関係のGoogleとにつきまとわれている)がある中、Yahooは脇役であるAOLと強引に合併して新たな頭痛の種を抱えるようなことをするだろうか。いっそのことオンライン広告でのシェアを伸ばしたいと考えているマイクロソフトに売ってしまう方が話は早いかもしれない。但しマイクロソフトにとってみれば、Yahooの資産の中では検索分野にもっとも興味を持っているにも関わらず、AOLを買収してもこの面で得るところは何もない。

候補者のひとつがさらなる興味を持ってくれるなら、AOL/Tiem Wanerに対する他からの評価を上げることになる。これが現在起こっていることの真相ではなかろうか。AOLは価格をつり上げようとしているのだと思う。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)