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モバイルストリーミングの比較テスト: Qik vs. Kyte vs. Flixwagon

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昨年は年間を通して、携帯電話にストリーミングコンテンツを提供するスタートアップが爆発的に雨後の筍(たけのこ)した。高速データ通信を契約メニューに載せ、ビデオカメラを組み込んだスマートフォンを、誰もが使うようになった。携帯電話を携帯レコーディングスタジオにしたい、ビデオの画質は我慢しよう、というユーザも増えた。

人気ブロガーのRobert Scobleはかつて、“ハードディスク搭載のビデオカメラしか使わない”と言ったが、今ではモバイルストリーミングをわいわい持ち上げる有名人の一人だ。先月彼は、先頭に立つのはKyteだろうと予言した。インタフェイスと再生装置がいいからだ。

彼が忘れているのは、各サービスの音質と画質の違いだ。メディアのストリーミングでは当然それがとても重要だ。そこで今回は、比較をしてみよう。Pop17.comSarah Austinに頼んで、同じインタビューを4回レコーディングさせてもらった(各サービス1回ずつ)。同じ質問が多いので、見ててかったるいかもしれないが、なにしろ百聞は一見にしかずと言うからね。

テストの条件は、4回とも完全に同じになるよう努力した。どのビデオも、各サービスの最高画質/音質の設定、使用機器は4回とも同じNokia N95だ。場所、照明、Wi-Fiのアクセスポイントなども、4回とも完全に同じだ。

Qik

Qikは、Nokiaのスマートフォンの限られた機種を対象に、試験放送を2007年11月に開始した。3月にこのサイトは、人気のある実況放送サイトJustin.TVとの提携を発表した。機種は今でも限られているが、最近になってWindows Mediaプラットホームのサポートを発表した(ただしこれも機種限定)。また、牢破りの(==ハッカーが改造した)iPhone向けのバージョンも近くリリースする。Qikは最近、400万ドルの資金を調達した。

ビデオ:
オーディオ:
プレーヤー:

Kyte

Kyteはメディア配布チャネルを2007年4月にオープンしたが、実際にストリーミングビデオサービスを立ち上げたのはその1年後だ。Kyteは、50 Centのようなネット上のセレブたちを集めることに成功した。50 Centのホームページの上では、Kyteのプレーヤーが目立つ。今回テストしたサービスの中ではKyteがいちばん資金的に快調、合計2300万ドルを調達した。ビデオ:
オーディオ:
プレーヤー:

Flixwagon

イスラエルのFlixwagonは、対象を絞った非公開アルファを1月に立ち上げ、今月初めに一般公開した。Qik同様、iPhone向けのバージョンもリリースしたが、これもやはり改造機向け。資本金は100万ドル程度で、近く資金集めの第二ラウンドをやりたいらしい。

ビデオ:
オーディオ:
プレーヤー:

Livecast

Livecast(前の名前はComView)は、Windows Mobile 5/6とSymbian S60をサポートしている。最初は4つのサービスを比較テストするつもりだったが、残念なことにLivecastをちゃんと動かすことはできなかった。ビデオのアップロードはできたが、Livecastのビデオプレーヤーは.movファイルや.wmvファイルをクリックしたけど画面に何も映らないという状況に似ている。ダウンロードしたビデオファイルはローカルに再生できる。でもそれで点をあげるわけにはいかないよね。

まとめ

Livecastはプレーヤーをまったく動かせなかったから今回は無視しよう。

ビデオの画質はQikとKyteが明らかにFlixWagonよりもかなり良い。トップは微差でKyteだ。FlixWagonはビデオの圧縮率が高いみたいで、カメラが動くときなどに画面が乱れることがある。Kyteもときどきそうなるが、あまり気にはならない。

オーディオも重要な評価要素だが、やはりトップはKyteだろう。Qikのオーディオはクリアだが、音量がややわびしい。Kyteはクリアさと音量のバランスが良い。FlixWagonはビリ–平板で薄っぺらな音なので、聞いていて欲求不満になる。

埋め込み型のプレーヤーの評価は、個人の好みに大きく左右される。Qikのプレーヤーはスタイルは良いが、Kyteにあるようなチャット機能がない(Qikもチャットボタンはあるが押しても何も起きない)。FlixWagonはここでも大差でビリ。プレーヤーはシンプルすぎてスタイルも機能も貧弱だ。

どれにも欠けているサービスは、Apple公認のiPhoneサポート。iPhoneは今の市販製品の中では誰が見てもいちばんユーザフレンドリなスマートフォンだ。Apple公認のiPhoneアプリがもしも実現可能なら、それは携帯電話向け放送型サービスの標準になるだろう。

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(翻訳:hiwa)