OpenDNS: フィッシングとポルノをフィルタして1日に2万ドル稼ぐ

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OpenDNSMinor VenturesDavid Ulevitchが作ったサンフランシスコのスタートアップで、2006年半ばに、Webサーフィンを高速化し、フィッシングなどのマルウェアからユーザを守る無料のツールとしてスタートした。

OpenDNSは決して見た目に派手なサービスではない。利用するためにユーザは自分のコンピュータに基本的な構成を設定しなければならないし、一度動き出せばほとんど再びその姿を見ることはない。

姿を見るのは、こんな時だ…“良くない”サイトのアドレスを入力したりリンクをクリックすると、OpenDNSはユーザをそのサイトではなく自分のページに連れて行く。検索の結果や文脈広告も“良くない”サイトのチェックにひっかかる。このサイトは、例の50種類のWebサイト(ギャンブル、ポルノ、SNSなど)をフィルタしたいと思っている学校や企業でよく使われるようになった。ユーザ自身が個々のサイトをホワイトリストやブラックリストに記載することもできる。

今では50万の登録ユーザがいる。ただし実際のユーザ数はもっと多い。登録しなくてもサービスを使えるからだ。それに、1つの登録アカウントが何万もの実ユーザを代表していることもある。Ulevitchによれば、たとえば、ある学校のアカウントには3万6千人のユーザがいる。また、ある病院はベッドが5千床あり、患者はwifiを使っている。

このサイトは1日平均70億件のDNSクエリを処理し、1日に約200万の検索ページをサービスする。検索ページからの収益は1日2万ドルに達する。現在Yahooと独占的提携契約を結んでいる、とUlevitchは言う。

これだけの広告収入があるから、OpenDNSは本体のサービスを無料にできる。そこで企業は、同サイトと競合するフィルタリングサービスに何万ドルも払うことなく、自社のネットワークにスパムフィルタ機能を加えることができる。

さらにOpenDNSは同社のコミュニティを使って新しい機能をテストしたり、新たなマルウェアサイトをマークしたりしている。ユーザはDiggふうのインタフェイスを使ってアイデアや投票を同サイトに送信できる。あるユーザがあるサイトをブラックリストに載せて、その種別を書き込むと、ほかのユーザたちが確認を求められる。確認の結果が陽性なら、そのサイトは総合ブラックリストにも転記される。

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(翻訳:hiwa)