アイカーン、Yahoo取締役会での3議席を得て代理戦争からは撤退

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カール・アイカーンとYahooの間で、Yahooの取締役会に関する合意に達した。取締役会に3つの席を用意する代わりに、アイカーンは取締役候補者リストを取り下げ、全面的な代理戦争の矛を収める。アイカーンに取締役の席が与えられ、Robert Kotick(Activision CEO)が退任する。また取締役の数は現在の10議席から11議席に増やされる。2つの空席についてはアイカーンの候補者リストからの選出投票が行われ、結果としてアイカーンに3議席が与えられることになる。前AOLのCEOだったJonathan Millerも候補者リストに名を連ね、おそらくは選出されるものと思われる。

この結果は、アイカーンにとって望み得る最高のものだと言って良いだろう。アイカーンは権限を持たないうちからマイクロソフトとの直接交渉に乗り出すなど、少々やりすぎた感がある(彼が保有するYahoo株は5%だ)。交渉はアイカーン、マイクロソフト、Yahooの3者間でのテレフォンゲームとなり、伝えられたメッセージは好き勝手な場所に向かいわけがわからなくなった。

結局マイクロソフトはアイカーンと距離を置くこととなり、Legg MasonのBill Miller等、他の機関株主もアイカーンとの共同歩調に疑問を持つに至った。またYahooは自身のホームページ上で、現在の取締役会メンバーへの支持を求め始めた。

これらの動きで代理戦争に勝てないことを認識したアイカーンは、取りあえずは議席を得ることとした。アイカーンが4議席を得ると想定していたアクティビストもいるだろうが、3議席でもこれからの変革を企図していくのには十分な数と言える。Yahooの将来を巡って、アイカーンとの間で決着がついたとはまだ言えない。

(Photo by Sam Lustgarten)

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(翻訳:Maeda, H)