人力検索のChaCha、ギャラを半額に値切る―災厄間近?

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われわれは以前からChaChaには懐疑的だった。ChaChaは人間の検索ガイドがリアルタイムでユーザーの質問に答えるというサービスだ。どう考えても初めから規模の拡大についていけない事業モデルだが、その上ChaChaはサービス実装にも失敗していた。ChaChaがローンチした当初、ユーザーからの完全にリアルタイムのチャットによる質問を受け付けたが、これは予想どおりいたずら質問の大波を招き寄せ、システムはあっという間にパンクした。

ChaChaはこのばかばかしいシステムに1年にわたってあれこれ改善の努力を払ってきたが、ついにリアルタイムのチャットによる質問の受付を中止して、その代りに主として携帯ユーザー向けの一問一答方式に変えた。

システムの明らかな欠点にもかかわらず、ChaChaは$16(1600万ドル)もの資金調達に成功している。たぶんそのかげでこれほど長期間にわたって運営が続けてこられたのだろう。ChaChaの名誉のために言っておけば、このサービスは少なくとも熱心な人力検索ガイドのコミュニティーを育てることには成功している。ChaChaの訪問者のために実際に検索という重労働の役目を担う人々だ。

検索ガイドの多くは単に手っ取り早くなにがしかの金を稼ごうというだけの連中なので、爆笑モノの検索結果が多数生まれることになった。しかし一部の真面目なガイドにとっては、ChaChaは割合手軽に昼間の仕事を補って収入を得られるアルバイト先になっていた。ところが、ChaChaはこういう人々をいじめつけるような挙に出た。

昨日(米国時間8/4)、ChaChaは検索ガイドにメッセージを送り、検索の精度を改善するため、新しい実績給制度を導入すると告げた。これまでのひどい検索結果を考えれば、それ自身は悪い考えではない。ところが残念ながら、ChaChaはこのプランでも失敗を重ねているようなのだ。

新しい制度では、「トップガイド」は1問あたり 20セントを支給される。これは従来、ある程度経験を積んだガイドに支給される標準的な給与だった。そして、トップガイド以外は、1問あたり10セントが支給される。なんと今までのシステムで払われていた給与の半額だ。トップガイドになるためには、ユーザーは以下の条件をクリアしなければならない。

* 品質管理システムで95%以上の評価
* 回答率95%以上の成果
* 毎週300以上の検索件数

もっとも熟練した検索ガイドでも1件1分間はかかることを考えると、これは相当の量の労働だ。実質的に、ChaChaはユーザーが高いレートで給与を受けたかったら毎週5時間かそれ以上働けと言っているわけだ。これではちょっとしたアルバイトでやっている(しかし正確な回答をする)ガイドはChaChaで働くことに興味をなくしてしまうだろう。さらに悪いことに、現在、ガイドの「品質管理評価」なるものを簡単に確かめる方法がない。つまりガイドはChaChaの言うことを信じるしかない。

ガイドはサイト内のプライベート・フォーラムで不満の声を上げている。(その一部はここで読める)。多くのガイドはChaChaで働くのをすっかり止めるつもりだという。おそらくはそれがChaChaの狙いで、長時間働く正確なガイドだけを残して人員を大幅に削減しようとしているのだろう。しかしガイド・コミュニティーで起きている反乱を見るとDeadpool入りを確実にしただけのように思える。.

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)