Twitterのフォロー人数制限で大騒ぎ。でも大勢をフォローすることに意味はある?

次の記事

YahooのFire Eagle、位置情報プラットホームを一般公開

Twitterが、他のTwittererをフォローできる人数に制限を設け始めた。何人までフォローできるのかは種々の条件によって異なるが、(Robert Scoble以外の)普通のケースでは2,000人に設定されているようだ。これによりブログ界に一部狼狽を引き起こしているようだ。Twitterが言論の自由を制限しているなどと考えるむきもある。しかしそれは違う。フォロー可能人数の制限はスパム対策だ。また、それと同時にスケーリングの面でも有益かもしれない。

現在のところ、フォロワーを何人まで受け入れられるかという面に制限はない。また何人かの人はフォロー可能人数制限の適用除外となっている(Scobleは21,000人をフォローしている)。しかし普通の人にとって、数百人以上をフォローする機能が果たして必要なのだろうか(フォローしたときに、相手もフォローしてくれないと怒る人のためにはfake followが必要だろうけれども)。

Twitterの強みは、フォローしている人数よりも、フォローしてくれている人数に関係している。フォローしてくれる聴衆がいることで、外見的には公開されているやりとりであっても、発言者にとっては観客を集めて直接語りかけ、返答も親しい関係の中で行われるようなイメージを醸成している。

フォローすることのできる人数の制限はこのダイナミクスに則ったものだ。Tweet(つぶやき)の公開は、それは1対多のコミュニケーションになる。他の人のつぶやきをフォローするのは多対1の奔流に身を投げることで、直ちに制御不能となってしまう。

このような流れの中、2000人以上をフォローする人に対して課金してはどうかという話が出てきている。しかしそれがビジネスになるようには思えない。Twitterのヘビーユーザは稼働時間保証や機能追加の方に興味を持つだろう。Twitterがヘビーユーザに課金しようと思うなら、非常にたくさんのフォロワーを抱えるユーザに課金するというのが理に適った考え方だ。つまりそういったユーザはTwitterが使えなくなった際に失うもの(つまりは聴衆)が多いのだから。但しこれは課金を嫌うユーザの逃げ場がないときにのみ有効な方法だ。現状ではFriendFeedやIdenti.caに、ユーザを奪われることになってしまうだろう。

尚、Twitterの共同設立者のEvan Williamsは、我々の行ったインタビューに対しても回答してくれたように、ヘビーユーザに課金するビジネスモデルではなく、商用ユーザに課金する方向で考えているとのことだ。これは正しい方向性だと思える。ヘビーユーザに負担を強いることはすなわち、ヘビーユーザ及びその観客たちを他のサービスに移行させることに繋がるからだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)