CO2Statsでサイトの公害を減らそう

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Y Combinatorが出資する「CO2Stats」が昨日(米国時間8/13)、Webサイトで使える排出量計測サービス完全版の立ち上げを発表した。市場とユーザーフィードバックの診断のため作った試作版ウィジェット公開から1年近く置いての全面公開である。同社のアイディアはマスコミの反応も良好なら、利用者からのフィードバックもポジティブだったことから、ファウンダーたちもサービス・計算を次段階に引き上げることにした模様だ。

CO2StatsではWebサイトの環境に与える影響度を計算し、グリーンな電力(風力・ソーラーなど)を他所のグリッドから調達して補うことでサイトを“グリーン”に変えるサービスを行っている。 サイトのサーバーで使う電力量だけでなく、サイトに来るクライアント側マシンの消費電力も計算しているのだが、結果分かったのはサーバーそれ自体よりビジターの方が実はもっと電力をたくさん使っていることだ。

電力消費量の計算方法は極めて厳格だ。やはり、この手の計算は内容が内容なので、相手に認めてもらうためには厳密にやらなくてはダメなのだ。システムではサイトのサーバーを置いた場所、ビジターの現在地、サイト滞留時間、クライアント端末種別(携帯、ノートなど)はもちろん、ユーザーの液晶に出るページ表示ウィンドウのサイズまで計算に入れている。

本サービスをサポートするサイトは、クリーンな電力を使ってることを示すバッジをサイトで見せびらかすことができる。これをクリックすると、そのサイトのビジター、サーバー、ネットワークから出るCO2排出量と、あとはサイトを動かすのに使われている電力の燃料タイプ別構成とその発電場所まで表示される。

CO2Statsの課金は単一従量制で、顧客から特定できた電力消費量の累積に応じて変わる。これならトラフィックがピークに達しても、サイトがそれで罰せられることはないわけで、大所帯のユーザーベースを抱えるサイトにとってはその方がアイディアとしても魅力的だろう。

“グリーン”なサイトを維持したい企業に欠かせない標準慣行になれたら、同社のサービスも大きく飛躍できそうだ。情報・コミュニケーション技術に必要な発電量は現在世界CO2排出量の2%を占め、しかも数字は増加の一途を辿っている。現クライアントにはGazelleと環境意識の高いサイト多数が含まれている。

[本稿執筆:Cameron Christoffers]

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(翻訳:satomi)