Amazonが本当に真剣にKindleに取り組むつもりなら…

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われわれがKindleについての噂を最初に報じたのは7月15日だったが、最近また新しい噂が加わった。2種類の新製品が発売を予定されており、、最初の製品は現在のモデルとほぼ同様のスクリーンの大きさだが、全体のサイズはずっとスリム化されているらしい。2番目のモデルは大きなスクリーンを備えており、学生をターゲットにしているという。こちらの発売は後になるもよう。

現在までにKindleは24万台前後が売れている。Amazonは現行モデルの在庫一掃を狙って、Amazonサイトからクレジットカードで買えば$359の定価から$100値引きするというキャンペーンをやっている。

現在、KindleはiPhone/iTunesのビジネスモデルを狙っている。AmazonはKindleを利益が出る価格で売って、さらに自社の運営するKindle向けサイトからコンテンツを販売することでさらに収入を得ている。AmazonがKindleの販売でいくら儲けているのか、コンテンツ販売の平均単価がどれほどなのか、私には分らない。しかし、もし本当にAmazonがeブックを大衆に普及させ、そのマーケットで主導権を握り続けたいと望んでいるなら、私は思いきったビジネスモデルの転換を勧める。

もしAmazonがハード・メーカーにKindleのライセンス生産を許可し始めたらどうだろう? さらにそうしたハード・メーカーがほとんど製造原価で販売できるようなインセンティブを与えるとしたら? AmazonはメーカーにKindleのハードウェアの規格を詳細に開示する必要がある(しかしさして特殊な技術が使われているわけではない)。またメーカーがKindleのソフトウェアを搭載して出荷することを条件に、「Kindle」というブランド名を使うことを許可する必要もあるだろう。このソフトウェアはハードをAmazonのKindleストアにリンクする。つまりダウンロード販売による収入は全てAmazonに流れ込む仕組みとなる。

Amazonはこのダウンロードによる利益の一部をハード・メーカーに還元する。

こうなれば、あっという間にさまざまな価格、機能のKindleが市場に溢れるはずだ。(スクリーンや本体のサイズがまず手始めに多様化するだろう)。ハード・メーカーはいつもぎりぎりのマージンで価格競争している。それが突然、新たな収入源を得る方法が見つかることになる。

Amazon自身もKindleを販売し続けることはできるだろう。消費者の多くはAmazonブランドを好むだろうから、Amazonはプレミア価格で販売することができる。しかし、こういった手法を取れば、Kindleを中心とした巨大なエコシステムの形成が可能だ。たとえば、eブックのリーダー以外の機能を備えた多機能モデルなども考えられる。そしてどんなモデルが出ようと、すべてAmazonストアにリンクされて、ダンロード販売の収入をもたらすわけだ。

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(翻訳:Namekawa, U)