エンタープライズ2.0を手軽に実現できるWorkLight

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もはや企業サービスをウィジェット、RSSなどを使って2.0化するかどうかは議論の必要もない。CIOやCSOはこの分野の重要性を疑問の余地のないものとして受け止めている。但し、企業サービスを外部にオープンとする際の理想と現実のギャップは未だ存在している。たとえばFacebookアプリケーションのデザインをする場合にも、企業のITシステムに配置されたバックエンドシステムと連携する場合にもこのギャップが問題となる。$17M(1700万ドル)を軍資金とするイスラエル発の新興企業のWorkLightは、利用者・顧客と企業が実際に情報のやりとりを行う場所でのサービス構築を支援することを目的としている。

WorkLightは、金融サービス、小売り、通信や旅行会社が、ファイアウォールの外部からアクセスする顧客やパートナーと、より効率的にやり取りする方法を模索していることに着目した。「内部ポータル」がかつて有効であったことがあったにしても、外部のパートナーがわざわざログインするようなことは少なくなっている(従業員については言うまでもない)。

WorkLightはまた、企業が独自に開発した「エンタープライズ2.0」プロジェクトは企業レベルのセキュリティ、スケーラビリティ、バックエンドとの連携レベルを満たさないことも指摘する。

WorkLightの示す回答がWorkLight Serverだ。企業内ないしマーケティング用データベースおよびディレクトリやSAP、Oracle、SharePointなどの企業システムから情報を引き出すことができる。業務の完遂に必要なデータをどのようなものであれ取り出すことができる。たとえば顧客取引履歴、商品在庫リスト、従業員作業時間表などを取得することができる。WorkLight Serverはファイアウォール内に置くもので、顧客情報や企業情報が漏洩することのない技術を用いている。外部サーバに送られる情報以外は、Web 2.0サービス経由で見られてしまうようなことはない。

外部サーバに送られた情報は、WorkLightがサポートする15のWeb 2.0系プラットフォームおよびサービスで外部に掲示することができる。15種類とはRSS、iGoogle、Netvibes、Microsoft Live、一般的なHTMLガジェット、Googleデスクトップ、AppleのDashboard、Windows Vistaのサイドバー、Yahooウィジェット、Facebookアプリケーション、MySpaceアプリケーション、Del.icio.us、Google Gears、Adobe AIRおよびiPhoneだ。

WorkLight Air App尚、WorkLight Serverはログインしたユーザ毎に取得する情報を区別する。たとえばiGoogleのガジェットは出版社の販売データにアクセスし、再販業者の地域毎の販売成績を表示する。またiPhoneアプリケーションを使う銀行の顧客には家族全員のクレジットカード取引の一覧を表示し、大学生の娘がFacebookアプリケーションを通じてアクセスしてきた場合には本人の取引情報のみを表示するようなことができる。

WorkLightは特定の顧客向けプロジェクトについて明らかにしてはいない。しかし金融サービス、リテールバンキング、製造業、出版社、IT関連技術企業のサービスやユーティリティの開発を行っているとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H)