広がる、オンライン広告の形態別格差

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eMarketer Online Advertising data

ウォールストリートジャーナルによると、オンライン広告支出は今年第2四半期単独で20%アップの順調な伸びで右肩上がりの上昇を続けているが、全広告形態が絶好調というわけではない。景気低迷が長引く中、喜んで出すのは検索広告費だけで他の広告形態はますます無視、そんな広告主が増えているようだ。

eMarketerによると、検索広告支出は今年$10.4B(104億ドル)に達する見込みだが、これは広告主がディスプレイ広告に割く支出の倍を上回る数字。グーグルにとってさらに重要なのは、全オンライン広告に占めるディスプレイ広告の割合がたった21%なのに対し、検索広告は全(オンライン)広告支出の42%に達する、という見通しの方だろう。

不況風が荒れ狂う中、グーグルは逆風に耐え得る数少ない企業のひとつに急速になりつつある。検索結果は広告主が今一番、払ったなりのポジティブな投資対効果(ROI)が実感できる最良の場。それもあって、グーグルが検索市場の60%以上を支配している事実が今まで以上に重要性を増しているのだ。

グーグルCEOのエリック・シュミットは最近の決算報告の電話会見で、「もし仮に(米国に不況が)あったとしても、当社のポジションに有利に働くだけでしょう」と話していた。

概して検索広告はディスプレイ広告よりターゲットが絞込めているもの。予算がしぼめば企業も、お金は一番有効なものに使ってターゲット顧客を訴求する必要がある。現状、ディスプレイ広告は広告予算を割くベストな場ではないということか。マイクロソフトほか各社はベストを尽くして対抗するだろうけど、グーグルは人も羨む上座で高楊枝である。

DoubleClick買収はなんだったのだ」という話は、まあ、ナシにしよう。

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(翻訳:satomi)