TC50: Devunityはブラウザー・ベースの協同コーディング・ツール

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Devunityは協同コーディングのためのプラットフォームだ。クライアント・ソフトをダウンロードする必要なしに、複数のデベロッパーがブラウザの画面で同時にコードを見て編集ができる。このサービスには人気の高いAPIが多数ビルトインされており、ユーザーは所望の機能をメニューからクリックするだけで、対応する適切なフレームワークが自動的に生成されコード中に埋め込まれる。

Devunityでプログラムを開発した後についても、このプラットフォームはGoogleのApp Engineを始め、いろいろなクラウド・コンピューティング・サービスの利用を手助けする。(もちろんユーザーは自身のサーバで公開することもできる)。Devunityはオープンソースでの開発に利用する場合は無料。ただし非公開のプロジェクトの場合は有料となる。(Devunitiyではこちらの利用形態が増えることを狙っている)。

コメント・システムがビルトインされており、ユーザーはプロジェクトに対する注釈を書き込める。またサイトにはリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションのためにチャットルームも追加する予定。早急にバージョン管理機能を導入する予定はないが、必要であればユーザーはSVNを利用できる。

Devunityは今回のプレゼンテーションで自らのプラットフォームを利用してTC50の最新ニュースのアグりゲータ・アプリを簡単に作り上げてみせた。

エキスパートパネル
Josh Kopelman – 皆さん、質問はありませんか?

Tim O’Reilly – 話についていっているか不安ですが、APIを利用したオンラインの開発ツールということでしたね。企業に採用してもらう策などはあるのですか?

Devunity – 私たちの言葉では協同コーディング環境ですね。オンラインの各種サービスを利用して作成したものもダウンロードする必要はありません。ネット上での利用だけを考えているのではありませんが、そちらの方が便利だと考えています。但しFTPサーバにも対応していますが…

言ってみれば開発者向けのGoogle Docsというイメージでしょうか。

Tim O’Reilly – 37signalsのビジネスモデルを想定しているのでしょうか。

Devunity – ええ。私たちはホワイトレーベルのプラットフォームも提供していて、モバイル企業などが自社APIを組み込んで利用したいという場合には、オーダーメードの開発環境を用意して自社サーバにアプリケーションを提供させるような開発環境を用意することもできます。

Tim O’Reilly – 37signalsの話に戻します。37signalsはRuby On Rails関連でプレスに対するPRに成功しました。Devunityはどのようにして知名度を上げ、開発者の参加を増やしていくつもりですか?

Devunity – サービスはすぐにも利用することができます。オープンソースコミュニティに対して無料で提供しています。コミュニティに対して無料で提供するというのは、先方にとっても魅力的なことだと考えています。

Jason Calacanis – Devunityで解決した最大の問題点は何ですか。開発者をやっていて最悪だと感じることは何ですか。

Devunity – 他の開発者となかなかコンタクトできないことですね。同じような開発をしている人がどのように作っているのかもなかなかわからない。コーディング中に便利なコラボレーションツールというのはなかったんですよ。

Evan Williams – 質問はあるんですが、ちょっと混乱しています。バージョン管理ツールはないと言ってましたね。採用しないことには理由があるとも。ブランチさせて管理するのでしょうか。コードを書いてそれを公開するだけのツールということでしたっけ。

Devunity – 私たちはSVNを使っています。つまりバージョン管理は行っているということになります。コードのチェックインなどが不要ということです。

Evan Williams – 実際にサーバで動かす前に試してみる環境も用意しているのでしょうか。

Devunity – Google App Engineにアップロードしています。これを開発サーバとして利用しているのです。Google Gearsが使えないか検討しているところです。

Om Malik – こういうツールを使いたいと思いますか?

Evan Williams – どうだろうね。今の環境を変えるのも大変な話だし。分散環境で作業しているチームにとっては考慮に値するものかもしれないね。

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(翻訳:Namekawa, U、Maeda, H)