TC50: Bojam曰く,みんなで一緒にロックできるべき

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GarageBandのようなデスクトップのミキサーソフトがミュージシャンたちを音楽スタジオから解放した。そして今度はBojamが、彼らを地理的な制約や個室への閉じこもりから解放する。BojamはWeb上の音楽スタジオで、ミュージシャンがそこで音楽の演奏を練習したり、セッション相手を世界中から見つけたり、同じ一つの曲の複数トラックを並行して作っていったりできる。

Bojamはまず、ミキサーとしての機能が完全だ。各トラックの音量調整、ディストーションやリバーブ効果なども可能。CEOのAndrew Greensteinは、Bojamは“録音スタジオのミキサーの高度な機能をすべてブラウザの上で使える”と言う。TechCrunch50のデモでは、ロサンゼルスのドラマー、テルアヴィヴのベーシスト、東京のキーボード奏者がBojamの上で–時期的には別々に–録音した結果を聞かせた(彼らが選んだのがTOTOの”Africa”だったのは不運!)。

Bojamはコラボレーションのためのツールであると共に、ミュージシャンのためのコミュニティでもある。世界中から、自分と一緒にプレイできるミュージシャンを見つけることができる。しかも、互いの演奏は非同期でよい。曲を録音したら、Bojam上のそのほかのミュージシャンたちがそれをチェックできる、演奏中のビデオを見ることができる、画面には注釈が流れるので、そのパートの演奏の仕方を学べる。そしてそのトラックを変えることもできる。出来がたいへん良かったら、その曲をiTunesやRhapsodyで99セントで売ってもいい。音楽の先生がこのBojamを使って自分のサービスをオークション的に売ることもできる(地球の裏側のスタジオミュージシャンも同様)。

企業としてのBojamを作った人の一人が、Eyal Hertzog。彼は以前、ビデオ共有化サイトMetacafeを作った人だ。最初の投入資金は10万ドルである。

パネリストのQ&A:

Joi Ito:曲の所有権は?

Greenstein:その曲を作った人たちだ。

Ito:それはどこかに明記されてる?

Greenstein:これは著作権のルールではなくて契約上のルール。自分の曲の録音にほかの人の協力を求めた場合、その人たちはその曲を配付できない。

Horowits:これはいいよ。当然あるべきサイトだ。気になったのは、TOTOの”Africa”を選んだことだね。8分間エレベーターの中に閉じ込められたような気分になったよ。

Robert Scoble:音楽を教える人がここで有料でサービスを提供してもいいのかな?。

Greenstein:もちろんOKです。ミュージシャンも有料でサービスを提供してよい。教師や音楽学校が有料レッスンを提供してもよい。

Ito:インタフェイスは新しいが、アイデアはそうでもない。

Scoble:Rockbandやビデオのバンドでやってみることは考えた?

Greenstein:Rockbandはユーザが音楽と対話的に接するからおもしろい。でもあれは、プロのミュージシャン向けではないね。

Ito:これは、制作ツールか、それとも学習ツール、あるいはゲームか?

Greenstein:制作ツールであり、学習もできる。音楽を作って売ることが究極の目標。すでに、とても良い曲がいくつか実際に作られている。

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(翻訳:hiwa)