TechCrunch50日本勢の活躍(3)GazoPa

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真面目モードを狙った最終バッターは、類似画像検索「GazoPa」のプロジェクトリーダー、小林秀幹さんだ。

土壇場でデモ1人、プレゼン1人のアメリカ式で行くスタイルに決めたとは思えない、メリハリの利いた余裕綽々のプレゼンを披露してくれた。が、ステージに立った時は、「何をしゃべるかしか頭に無かったですよ。夕べからぐるぐるぐるぐる頭の中で繰り返し鳴り響いてました」と笑う。

日立製作所のウェブ事業で計6人のチーム。サイトの最終版ができたのは1週間前だ。GazoPaでは先に紹介済みのように写真やお絵かきで、似た画像が探せる。例えば料理の名前が分からなくても目の前の料理を撮るだけで似た料理を検索してレシピや名前が調べられる。芸能人の名前を度忘れした時とか、犯人モンタージュとかで使ったら便利そう。試しに今、サイトに掲載した車の写真をローカルからアップロードして探してみたら、まさにその写真が一番上にヒットした。FF対応プラグインもダウンロードできる。

一番の難しさは検索画像数を確保するところ。現状5000万枚だが、「ウェブのサーチとしてはM(ミリオン)をB(ビリオン)の桁まで持っていかないとプレゼンスが確保できないでしょうね」とエンジニアチームは話している。

昨日から1対1の恐ろしい講評スタイルに切り換わったが、「マイクの音が会場に響いて、意外と隣の席には聞こえにくいんですよ。ネイティブの方はいいかもしれないですけど…。最後は“たぶんこんな話なんじゃないかな”という推測で答えてましたね」

その割にはロバート・スコーブルが「アダルトがヒットしたら困るじゃないか」と突っ込むと、「セーフボタンがあってデフォルトではアダルトは外していますが、見たかったらどうぞ、検索できますよ」と、きっちり質問の趣旨をおさえた回答だった。

サイトにはもう、フィードバックが入り始めている。


長いマラソンを終えたGazoPaチームのみなさん

以上、日本からのファイナリスト第1号となったOpenTraceRINEN)、SekaiCameraTonchidot)、GazoPa(Hitachi)のデモの舞台裏と現地の反応をメインにお届けした。この独特の会場の雰囲気に呑まれず、度重なる予定変更にも関わらず、個性あふれる素晴らしいデモで日本からのデビューを盛り上げてくれたみなさんに心より感謝! 本当にありがとうございました。

(文責:satomi)