Androidを使ってみた:iPhoneではない。が、かなり近い

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10年を経て、Google設立者のひとりを名乗る男が突如出現

というわけで、ついにAndroidフォンを使ってみた。T-Mobile、Google、HTCの3社がニューヨークで大がかりなメディアサーカスを展開し(われわれのライブメモ参照)、Googleのサーゲイとラリーの両ファウンダーがローラーブレードで登場して、この電話機はまるでコンピュータのようにハックできるところがすばらしいのだ、と語った。(サーゲイは、内蔵のアクセロメーターを使って、投げ上げた電話機が床に落ちるまで何秒かかるかを測るアプリを書いた。この男はオタクだ)。このことはよく覚えておく必要がある。今後出てくる多くのAndoroidフォンは、日を追って良くなっていくだろう。これはプラットホームである。等々々。

T-MobileのG1は、iPhoneより$20安く、既存のユーザーの価格が$180で、データプランには月額$25(ウェブ使い放題+制限付SMS)と月額$35(全部使い放題)の2種類ある。10月22日から、T-Mobileストアで販売開始されるが、既存ユーザーは今からウェブで予約できる。大がかりな宣伝が行われるに違いない。T-Mobile史上最大の拡販キャンペーンになるだろう(プレス会見ではそう言っていなかったが、私はGoogleが金を出している踏んでいる)。CMは既にYouTubeに上がっている。

しかし、このAndroidは至高のiPhoneと比べてどうなのか。iPhoneのような完成度はないが(ハードウェア的にもユーザーインターフェース的にも)、かなりいい線までいっている。(CrunchGearのJohn Biggsは「ほぼ完璧」と言っている)。何よりもまず、多くの点でiPhoneと肩を並べている。GPS、Wifi、タッチスクリーン、アクセロメーター、カメラ、Gmail、Google Maps、Webkitベースのブラウザー(iPhoneのSafariと同じ)、そしてアプリマーケット。

この最初のAndroidフォンには、iPhoneにないものも付いている。例えばDangerのSidekick(Andy Rubyの以前の会社)と同じように、画面の下からフルキーボードがスライドして出てくる。あと方位コンパスのことは書いたっけ。(アクセロメーター、GPSに加えて)これを使って、Goolge Mapsのストリートビューで電話機の向きを変えると目の前の景色が写し出される。このコンパスを使って面白いハイキングアプリを書くテベロッパーが出てくるに違いない。そうそう、もうひとつ。複数のアプリを同時に実行できる。これが実に大きい。

でもそれだけ? GoogleのiPhoneに対する答えはキーボードとコンパスだけなのだろうか。残念ながらそのようだ。ほかにもいくつかちょっとしたことで、Android G1にできて、iPhoneにできないことはある。メールはプルではなくプッシュ方式なのでいつでも最新メールをチェックできる。(ただし、なぜかiPhoneはMicrosoft Exchangeとメール、連絡先、カレンダーのプッシュと同期が既に可能だが、他のメールサーバーではできない)。そして、Google App上で行ったことは、メールであれカレンダーであれ、自動的にユーザーのGoogleアカウントと同期される。(MicrosoftのMeshの人たち、聞いてるかな)。この電話機にはDRMフリーの曲なら何でも聞けるミュージックプレーヤーとAmazonのMP3ストアへのリンクが付いている。これでどうだiTunes。

タッチスクリーンのインターフェースでは、ページのスワイプやドラッグ&ドロップなどを行える。連絡先のリストをスクロールすると、画面上にタブが表れてそれをプルダウンすると高速スクロールができる、これはいい機能だ。あらゆる場面に検索機能が組み込まれている。専用の検索ボタンを「深く」押せば、ほぼどのアプリでも検索機能が立ち上がる。

しかし忘れてはいけない。つまるところこれは、Android対iPhoneという話ではない。ウェブフォン対「非スマートフォン」なのだ。様々な機能、特にウェブ閲覧とメールに関してiPhoneに対抗しようとするだけでも、モバイル市場が再定義されるきっかけになる。ハードルは上げられたのだ。今日以降、電話機にはコンピューター並みの能力が期待される。参加したいのであれば。

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(翻訳:Nob Takahashi)