Steve BallmerシリコンバレーでMicrosoftの未来を語る

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法の壁に敗れたMuxtapeが名前だけ帰ってきた。

Hummer WinbladのAnn Winbladが、今夜(米国時間9/25)シリコンバレーのChurchill ClubのイベントでMicrosoftのCEO、Steve Ballmerにインタビューした。

話の初めの部分は、GoogleやSalesforceなどの企業が提供しているWeb上のソフトウェアが話題の中心だった。Ballmerは、アプリケーションはクライアントかネットかどちらかにあるべきものではなく、プロセスとストレージをネットとローカルマシンに分散させる“ソフトウェア+サービス”が本命だと言った。この折衷型の方式はWindows Live Wave 3と呼ばれ、すでに展開中であり、近くMicrosoftがロサンゼルスで開くPDC大会で発表される。Windows 7もそのPDCで初めて登場する。

Ballmerはまた、Microsoftの唯一の不採算部門であるオンラインサービスについても語った。同社が検索では2位のはるか後方の3位であることを認め、ただし“広告ソフトウェア”では2位だと主張した。検索で優位に立つために今後も彼が直接担当する。実際のところは、検索でGoogleと互角に戦える唯一の企業がMicrosoftだと。検索のシェア拡大のために全操業費用の5%ないし10%を今後も投入していくと彼は繰り返した。

彼が検索について語るとき、本当は広告について語っているのだ。なぜならば、ネット広告の相当高いパーセンテージが、検索エンジンに流れ込んでいるからだ。広告市場のインターネット化は今後ますます進むので、その大きな流れの中では、MicrosoftがGoogleに対抗できる唯一の企業だと。

“ユーザの検索経験および検索のビジネスモデルを、抜本的に定義変えする必要がある”と彼は最初のほうで言った。

BallmerとWinbladは、モバイル市場についても議論した。Ballmerはスマートフォンを重視しているが、そこはMicrosoftのソフトが上位を占める市場だ。今年売れるスマートフォンはおよそ1億2千500万台、5年後には10億の大台に乗ると彼は言う。彼によれば、私企業規格のハードウェア/ソフトウェアの組み合わせ(iPhoneのこと)は、よりオープンなやり方、すなわちMicrosoft、Android、Symbianなどとの競合で今後は劣勢に回る。ただし、と彼は言う、ユーザは使いやすさを犠牲にしてまで別のハードウェアを選ぶことはない。したがってオペレーティングシステムは、さまざまに異なるハードウェア構成にまたがり、それらの違いを横断してシームレスに働くものでなければならない。

“今日のスマートフォン市場は1983年のPC市場にたいへんよく似ている”と彼は言った。〔それはMicrosoft/MS-DOS(1981に登場)の完全支配確立の直前の時代〕

買収vs.内部開発という質問に答えてBallmerは、毎年約20社を買収しているが、同時に今後も毎年90億ドル以上を研究開発に投じていくと言った。買収はほとんどが1件あたり1億ドル以下であり、大きな買い物は少ない。“今後も毎年20社程度の買収を続けていく”。

Winbaldの最後の質問は、Bill Gatesがいなくなってからなにか困難はあるか? これに対してBallmerは質問に直接答えず、同社はその目標も収益源も非常に多様なので、グループとしてのリーダーシップチームが、会社を引っ張って行かなければならないと言った。

彼曰く、Microsoftの最大の課題は、会社にとって本当に重要なことに焦点をぴったり合わせることだ。目の前のことで、重要事が後回しになってしまう。今後はもっと、長期的な成長戦略に沿った動きをしていく必要がある。“何に投資をするかの決断がもっとも重要だ”。

BallmerはQ&Aセッションで辛辣なことを言った。

  • ある出席者がWindowsの不安定さに不平を言った – Ballmerは、もっと難しい話が終わってからきみのコンピュータを直してあげようと言った。/li>
  • 広告でサポートされているWebサイトについて尋ねられると、Ballmerは、広告だけでビジネスが成り立っているサイトはきわめて少ないと言った。彼はFacebook(Microsoftのパートナー)を例に挙げて、Webサイトの収益化のためにはまだまだやるべきことがたくさんあると言った。
  • 教育に関する質問に答えてBallmerは、コンピュータ科学の教育は従来、十分でなかった。プログラミングの知識を高校の必須科目にすべきだ、とも言った。

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(翻訳:hiwa)