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出口なし―第3四半期のVCが支援するスタートアップの現金化、ますます干上がる

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ベンチャーキャピタルが支援するスタートアップの現金化が激減したことは、今年の第2四半期に現金化が1件も行われなかったことで、すでに危機として認識されているが、第3四半期に入っても情勢は引き続き厳しい。

今年の3四半期分の株式公開は総額でわずか$470M(4億7千万ドル)、M&Aの合計も$11.3B(13億ドル)と、対前年比で急激な落ち込みをみせている(表参照)。この状況が急速に改善される見通しは薄い

第3四半期に入って、1件だけ株式公開があった。RackSpaceは$187.5M(1億8750万ドル)を調達したが、これは当初申請時の目論見の半額に過ぎなかった。これに対して2007年の株式公開は$945M(9億4500万ドル)の資金が調達されている。The National Venture Capital AssociationとThomson Reutersの調査によると、M&Aについても第3四半期は低下しており、2007年同期の $10.8B(108億ドル)に対して$3.5B(35億ドル)にとどまっている。

件数をみると、今年、M&Aについては199件、ベンチャーキャピタルの出資したスタートアップの株式公開は6件が実施されている。昨年1年の件数は、M&Aが359件、株式公開が86件だった。第3四半期は58件のM&Aがあり、それ以前の2期はおよそ70件ずつあった。(前回発表された統計に比べて数字が上向きに改訂されている)。株式公開はたった1件だったが、それでも恐怖のゼロよりはずっとよい。

数字の内訳をもう少し詳しくみると、IT関連のスタートアップが38件とM&A件数の65%を占め、 公表された総額は$1.7B(17億ドル)となっている。このうち、わずか9件がインターネット系のスタートアップで、公表された総額は$251M(2億5100万ドル)。

上のグラフは昨年1年と今年の3四半期を比較しているのでベースが違う点に注意が必要だ。しかし、すくなくとも、今年のトータルが去年なみになるためには第4四半期にどれだけ取り返さなければならないかは分るだろう。(そんな急激な盛り返しがあるかどうか賭けるかね?) 元データの数字は下の表を参照。

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(翻訳:Namekawa, U)