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エンタープライズ版Twitterを目指すQikcomの新兵器は「TabStore」(招待あり)

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エンタープライズ版Twitterの王座をめぐる競馬レースが混戦になってきた。今日ベータ公開になった「QikCom」もやはり、非公開の場でTwitter式に社員が互いのコミュニケーションを図れる場を求める企業が対象のサービス。Yammer(今年のTechCrunch50優勝者)、Present.lyに続くレース出走となる。 TechCrunch読者特別招待券希望者は、企業用メールアドレスでこちらからサインアップ

3社はすべて、「今なにしてる?」のマイクロメッセージ・サービスだ。社員は140字の弾を飛ばし合って現況をアップデートする(詳しくはYammer紹介記事Present.ly紹介記事で)。 QikCom(本社:テキサス州オースチン)はこれに独自の捻りを何個か加えた。例えば送信後メッセージを削除する機能、組織図のチャートが設定できる機能などだ。

でもなんといっても最大の新兵器は「TabStore」だろう。これはアップルのiPhoneの「AppStore」を雛型に考案した。QikComでは新機能を新タブとして追加し続けていけるのだが、他のデベロッパーも作って追加することが可能だ。ローンチ段階で「TabStore」に誰でも追加して楽しめる3つの無料タブを用意した。To-Doリスト管理マネジャ、全社的によく使う数字を保存しておく場所、あとこれは僕のお気に入りなんだけど、ライバル専用タブ(Competition Tab)だ。

このライバル専用タブには、競合他社やライバル製品の名前が追加できる。追加すると、QikComがすかさずライバル関係のフィードを探しに行って関係ありそうなフィードエントリをタブに満たしてくれるのだ。各エントリには評価用スライダーがついていて、QikComメンバーなら誰でもその脅威レベルを記事別に評価付けが可能。

僕も早速試しにブログやニュースサイトの名前を入力してみたら、たちまちフィードが流れてきた。QikComではライバルの名前が出るニュース記事まで見つけてくれる。今のところ各エントリには評価付けできるだけで、コメントは付けられない。そしてライバルのフィードが読めるのは、ライバル専用タブの中だけだ。が、コメント機能は間もなく追加するようだし、ライバル専用フィードをHOMEページに表示するオプションも現在準備中らしい(現在ベータ)。

「TabStore」はQikComの収益化戦略でもある。社員は誰でも本サービスを無料で利用できる。 Yammerのように企業専用Yammerネットワークの管理権限を有料で企業に売るのではなく、QikComでは管理権限も無料で渡してしまう。月額固定利用料は全体の利用料ではなく、これから作る新規タブ利用料として徴収するのだ。TabStoreでは外部デベロッパーが作ったタブも販売するので、その場合、タブから挙がる収益は作ったデベロッパーと分け合う。

YammerにはTabStoreこそないが、基本的なメッセージ機能の仕上がりはベターで、例えばSMSで送信・アップデートも可能だ。QikComでそれはできない(ただしメールでアップデートできる機能は現在準備中とのこと)。YammerはさらにAPIの製作もずっと先んじており、実現すると他サービスにもメッセージが表示できるようになる(QikComもTwitterと互換性のあるサービス向けに現在APIを作成中)。

自分がYammer社員だとしたら、このQikComの脅威レベルはどれぐらいと評価するだろう?

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(翻訳:satomi)