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二重帳簿でEntelliumトップ逮捕、Ignition Partnersの面目丸潰れ

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非上場企業は証券取引委員会(SEC)に四半期決算報告書を出さなくていい。でも、だからと言って帳簿をごまかしてオーケーなわけではない。シアトルのCRM専門会社「Entellium」のCEOとCFOは、嫌というほど思い知ったはずだ。2人は会社の売上げを水増しし、取締役会に虚偽の報告を行っていた容疑で、米連邦捜査局(FBI)に今週逮捕された。同社はこれで一巻の終わりか。シアトル在勤スタッフ60人のうち3分の2は解雇され、サイトはダウン中。同社はこれを以ってデッドプール送りとした。

CEOのPaul JohnstonとCFOのParrish Jonesは、帳簿を2重につけていた。取締役会に見せる表の偽帳簿と、本物の裏帳簿だ。偽帳簿では過去3年間の売上げを$11.7M(1170万ドル)分、水増ししていた。例えば2006年には役員会に売上高395万362ドルと報告したが、実際の売上げは58万2079ドルしかなかった。2007年には粉飾した売上高は629万1705ドルに跳ね上がったが、実際の売上高は144万6238ドルどまりだった。 かような粉飾決算は、2008年9月26月に人事VPのMelisah Wojtachaが元営業VPのデスクを片付けようとしてたまたま偽帳簿を見つるまで続いた模様。

このシアトルを舞台に起こったスキャンダルは、Entelliumの調達総額$50M(5000万ドル)のうち$19.7M(1970万ドル)を出資した「Ignition Partners」(マイクロソフトの一線で活躍した元社員らが結成したVCファンド)にとっては特に恥さらしな事件となった。 IgnitionのJonathan RobertsはEntellium取締役も兼務している(元シスコCIOで現Sigma PartnersマネジングディテクターのPete Solvikもそうだった)。 社外監査役に帳簿の内容を改めてもらわなかったのだろうか?

Ignitionが出資した$20M(2000万ドル)は二度と返らない。今こそ、お別れのキスを。

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(翻訳:satomi)