AdBrite、幹部2人を含む全社員の40%をレイオフ

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サンフランシスコの「AdBrite」にとっては楽しくもない1日の始まりとなった。同社は今日(米国時間10/16)、全従業員のうち40人(40%)レイオフを断行する。辞める社員にはマーケティング部門VPのPaul Levineと財務部門VPのBob Fellerも含まれている。

出資元・セコイアは先週、出資先のCEOたちを会議を招集して長期に及ぶ不況の影響を警告、経費節減を図ってキャッシュフローを黒字にするよう促した。あの会議の後、セコイアが出資するスタートアップで大型レイオフを断行するスタートアップはこれで2つ目となった。火曜には同じくセコイアが出資するJive Softwareも大幅な人員削減を行っている。

レイオフには良い面も。いや、少なくともAdbriteに仕事の口が繋がった人にとっては…という意味だが、CEOのIggy FanloとLevineは電話でこれでキャッシュフローも黒字になり利益が出せると話していた。同社の2007年の総収入は$32M(3200万ドル)。現在の収入については、今も増加中で10月は過去最高になるという以外のことは教えてもらえなかった。

Fanloにとって大型レイオフはこれが初めてではない。氏はShopping.comが最初の経営難に陥って3度に渡る人員削減で全社員300人のうち200人以上を解雇した当時、同社の社長兼最高レベニュー責任者(CRO)だった。同社は2004年10月に上場を果たし、2005年6月にはeBayが$620M(6億2000万ドル)で買収した。氏は、この難局から学んだ唯一の教訓は「人員カットは早期に深く行った方が企業も生き残りのチャンスが最大になる」ことだと言っている。今日明らかに彼は、その持論を行動に移した。

Comscoreによると、AdBriteはトップ5に入る広告ネットワーク。同社は7万のサイトの広告営業を行っており、1日当たりの広告インプレッション数は13億件にのぼる。

それにしてもあのAdBriteが人員削減とは、われわれから見たらかなり皮肉な話だ。同社は元々、ファウンダーのPhilip KaplanFuckedCompany.comから2003年にスピンオフしてできた会社である。FuckedCompanyと言えば、レイオフ・会社清算のニュースを逐一記事にして2000年ネットバブル崩壊をせっせと記録に残した会社だ(そしてうちの2007年のエイプリルフールねたになった。強気市場の最中にはもっと笑えるネタだった)。あのサイトが今も生きてたら、今ごろ早速Kaplanが記事に書いてる頃だろう。

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(翻訳:satomi)