悪をしない? ライバルを押しのける、グーグルのうしろ暗い広告戦術

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2週間前ご紹介したように、「Yamli」はラテン文字のキーボードを使ってアラビア文字のテキストが入力できるパワフルな音訳エンジンだ。これまで大分無視されてきた大きなオーディエンスに恩恵をもたらすサービスだとして、読者からの評判も上々だった(コメント参照)。

ところが今度はグーグルが独自に競合サービスを始め、疑わしい広告スキームで評判を得ようとしているようなのだ。グーグルのアラビア語ポータルのどれかひとつ(Google.aeなど)で「Yamli」とか「Yamli.com」で検索すると、検索結果と一緒にグーグルの競合サービスがドッサリ出てくるのである。

グーグルAdWordsは方針で、米・英・カナダ以外の国で商標登録された名前のみ広告キーワードとして使用を禁じている。 YamliのCEOに問い合わせてみたら同社の商標は米国内で登録されたものだという(米国外でも申請する予定)から、グーグルは特に自社方針に直接違反しているわけではなさそうだが、それにしてもどう否定したってこのやり方は胡散臭いだろう。他の競合サイトを検索しても、グーグルのサービスは検索結果に出てこないのに(例えば「Wikipedia」と検索してもGoogle Knolの広告は出ない)。

グーグルはAdWordsを自社サービスの宣伝に使ってるとして昔から叩かれてきた(他の検索エンジンも同じことして、同じような監視にあっている)。Yamliに自社広告をぶつけたところで建前上、グーグルは自社の指針にはなんら抵触してないかもしれない。でもこれは彼らがしょっちゅう口にする「Don’t Be Evil(悪はしない)」のマントラにもとる行いだと思う。

Update: Googleが、問題の広告を削除した。

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(翻訳:satomi)