Project Playlistが邪魔してMySpace MusicのCEO候補が1人消える

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Project Playlistはここ数年たくさん登場している各種オンライン音楽サービスの一つだ。Project Playlistの場合、音楽検索エンジンとプレイリスト生成サービスを兼ねている。ユーザーが検索した結果、ウェブ上のさまざまなサイト上に楽曲が発見されると、そのデータを元にプレイリストが生成される。このリストは別の場所にエンベッドが可能だ。

われわれが以前にも書いているとおり、そもそも音楽検索エンジンの合法性自体が限りなくグレーゾーンだ。Project Playlistでは「ストリーミング配信する曲に関してはロイヤルティーを支払う」としていたものの、それでも2008年4月、RIAAに著作権侵害を理由に訴訟を起こされるのを止めることはできなかった。 .

この訴訟はいかなRIAAにしてもいささか攻撃的な度合いが過ぎるきらいがあった。RIAAの標的になった理由は、Project Playlistがインターネットでも大手のサイトに成長していたからで、世界ベースのcomScoreの統計によると、同サイトはこの9月にユーザーは930万、8億2200万のページビューを記録している。1年前の同期は500万ユーザー、4億4600万ページビューだった。現在のユーザー数はおそらく2000万前後だろう。

Project Playlistはベンチャーキャピタリストとエンジェル投資家から$3M(300万ドル)を集めている。ただし、情報源によると、RIAAとの訴訟が片付かないかぎり、新しいラウンドで資金を集めるのは困難だろうという。それに、金がみすみす裏口から出ていって和解金としてRIAAの懐に収まってしまうと分っていて新たに投資する人間もいないはず。

Owen Van Natta (Facebookの前最高収入担当役員)もこの会社への投資家の1人だった。彼は最近、MySpaceに新しく出来たMySpace Music事業の責任者に勧誘されていた。

会社が苦境にあることをVan Nattaは当然知っていたはずで、MySpace MusicのCEOになる条件としてProject PlaylistをMySpaceに売りつけようとしたらしい。この二兎を追う態度をMySpace幹部が快く思わず、彼はCEO候補から外されたらしい。われわれの情報源は「VanNattaをCEOに迎えるには会社も買わなければならないようだった〔ので採用を諦めた〕」と語っている。

Van Nattaはこの問題について質問したメールに回答を寄越していない。MySpaceもノーコメントだ。しかしMySpaceがProjectPlaylistを買収しようとしておらず、Van NattaもすでにMySpace MusicのCEO候補でないことは確かなようだ。

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(翻訳:Namekawa, U)