ニュース
Microsoft / マイクロソフト(企業)

MicrosoftのRay Ozzie、クラウド・コンピューティングのWindows Azureを発表

次の記事

Blogger And Podcaster Media Networkで零細ブログが立派な収益源に(?)

Microsoftはクラウド・コンピューティングに大いに進出するかまえだ。10月27日にMicrosoftが開催したプロフェッショナル・デベロッパー・カンファレンスで、Microsoftのチーフ・ソフトウェア・アーキテクトのRay OzzieはWindows Azureを発表した。これはインターネット上でスケール可能なクラウド・コンピューティング・サービスのプラットフォームで、Microsoftのデータセンターでホストされる。Windows Azureは現在のところ、ごく限られたデベロッパーに対してテクノロジー・プレビューとして公開される予定。私の知る限り、料金体系についての情報は一切明らかになっていない。しかし、Windows Azureは基本的には、Amazon、IBM、RackSpaceその他の大手IT企業によるエンタープライズ向けクラウド・コンピューティング・サービスに対するMicrosoftの回答だ。

Azureはクラウドにホストされ、Windowsサーバと.Net frameworkが走る従量制サービスだ。MicrosoftがLive Servicesと呼ぶものの一環であり、Liveアプリ、.Netアプリ、SQLサーバ、Sharepointサーバ、MicrosoftのDynamics CRMが作動する。なるほど、AmazonがEC2でWindowsサーバとSQLサーバのサポートを先週、急遽開始したわけだ。

MicrosoftによるAzureの説明は以下のとおり。

Azure™ は、インターネット上でスケール可能なMicrosoftのデータセンターでホストされるクラウド・コンピューティングとサービス・プラットフォームを提供します。Azureサービス・プラットフォームは一般ユーザー向けからエンタープライズ・レベルまで大小さまざまなウェブ・アプリケーションを構築するための多様な機能を提供します。またこれには、クラウド専用のオペレーティング・システムと一連のデベロッパー向けサービスが含まれています。REST やSOAPのようなウェブ・プロトコルの業界標準をサポートし、互換性を完全に確保しているので、ユーザーはAzureサービスを単独でも、複数を組み合わせて用いてもよく、新しいアプリケーションの開発から既存のサービスの拡張まで幅広く利用することができます。

コンピューティングがこれから真にクラウド化するなら(事実そうなりつつあるが)、Microsoftもこの分野に進出する必要があるのは当然だ。しかしAzureはプラットフォーム横断的なクラウド・コンピューティングではない。AzureはMicrosoftのソフト、あるいはVisual Studioで書かれたソフトを走らせるのに最適化されたサービスをターゲットにしたプラットフォームだ。しかし企業のIT担当者が自社のデータセンターでLinuxで走っているアプリを移植しようとしたらどうなるのか? おそらくAzureにはMicrosoftの環境(この場合はホスト環境だが)への移行ツールが提供されることになるのだろう。少なくとも、広範囲なオープンソースの開発ツールのサポートが約束されているようだ。またデータのインポートとエクスポートについても、HTTP、REST、SOAP、XMLなど多様な手段がサポートされている。

クラウドを舞台にした戦いがいよいよ幕を開けようとしている。

アップデート:Steve Gillmorもこれについて書いている。

(写真:Nicholas T.

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)