Nokiaが600人解雇、新興市場を射程に

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フィンランドの携帯大手「Nokia」が600人を上回る人員整理と、マーケティング・営業部門主体に事業縮小を図ることを明らかにした

5~10年後の市場に出回る技術を調査開発する事業ユニット「Nokia Research Center(NRC)」も今後は研究領域を狭める。

レイオフに加え、フィンランドのトゥルク(Turku)にある工場は2009年1月末までに全面閉鎖となるが、そこで働く全従業員220人はサーロ(Salo)工場か、あるいはフィンランドの首都圏に異動させたいと考えている。マーケット部門、Nokia Research Center、その他Nokiaの組織変更は2009年1月1日付けで発動される。

もう1本のリリースでNokiaは、低価格な携帯端末を幅広く売り出し、新興市場(例:インド)の人たちに特化した新サービスを展開することを大々的に宣伝している。発表した新ケータイは全7機種。新興市場におけるNokiaのサービスは、第1弾としてeメール(Mail on Ovi)、農業、教育(Nokia Life Tools)を用意するようだ。

Nokiaも経済不況の悪影響をヒシヒシと肌に感じている点では、他の多くの企業と変わらない。最近発表した第3四半期報告も業績は芳しくなかった(前年比28%以上ダウン)し、レイオフは予想外でもない。

2つリリースを並べるとアベコベなことは難なく分かるが、成長の余力がたっぷりあり、とても具体的なニーズがある国々におけるカスタマー向けインターネットサービスに事業の重点をシフトするNokiaの動きは、戦略的に正しいと思う。

首になった従業員も同じ気持ちかというと、それは疑問だけど。

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(翻訳:satomi)