Google、Yahooとの広告提携を白紙撤回

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米司法省の出方がどうあろうと検索広告の提携はなんとしてもやり遂げる、とヤフーに何度も誓ったグーグルが今日(米国時間11/5)コロリと針路を変え、提携を白紙に戻した。主任弁護士David Drummondはこう書いている。:

[…]提携に変更を加える可能性も種々検討しましたが、4ヶ月に渡る審議の末、政府規制当局および広告主が本提携に寄せる懸念が今後も続くことは明らかと判断しました。提携敢行により法廷闘争の長期化のみならず、価値あるパートナーとの関係悪化のリスクも生じています。それはグーグルにとっても、また当社のユーザーにとっても長期的利益になりません。そのため私どもは本契約の停止を決めました。

私どもは当然のことながら本提携が前に進まないことを残念に思っています。しかし長引く裁判の可能性で、こちらの中核ミッションが疎かになる事態は避けたいのです。それはイノベーションの道を駐車ブレーキかけながら運転していくようなものですから。

両社は最近契約内容を見直し、グーグルからヤフーにいく収入額に25%の上限を加えたが、それでも司法省を満足させるには至らなかったようだ。そこでグーグルもお手上げとなり、戦いを放棄した。

DOJ(司法省)の強硬姿勢で、提携はどうにも受け入れがたいものとなった。提携が続く限り、こうした独占禁止の監視は続く。そしてそれに全て耐えるだけの利点はもはや、残されていなかった。

あと忘れちゃならないのが、マイクロソフト・ファクター(結果を左右する流動化要因)だろう。そもそもグーグルがこんな提携を持ち掛けた動機はひとつ、今年はじめマイクロソフトから出された買収の誘惑を振り切れるよう、ヤフーに援護射撃することにあった。今は情勢が違う。マイクロソフトはもう吹っ切って次にいってるようだ。金融市場も崩壊した。今後ヤフーは自分の問題は自分で解決していかなくてはならないだろう。

面白いことに、グーグル撤退のニュースでYahoo株は5%近く上がって1株$14となった(逆にGoogle株は2%落ちて1株$358)。 これはヤフーの運命が再びヤフーの手に返ったことを歓迎してるのだろうか? それとも、マイクロソフトに再びヤフーに駆け寄るチャンスがめぐってきたからか? 

マイクロソフトは本提携最大の反対勢力だった。そのロビー活動は功を奏したようだ。今なら最初の提示額より随分安くヤフーが買える(あるアナリストは1株$20のラインを予想している。ひと頃マイクロソフトは$33を提示していたものだ)。それにヤフーにはもう、他にすがりつく相手もない(例外はAOLだが、あちらは業績が芳しくない)。

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(翻訳:satomi)