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世界にタグを付ける。Twitter、Yelp、Flickrでひとつずつ

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MySpaceのあの音楽デバイスの件

タグ付けによってウェブの価値が高まったことは周知の事実だ(物ごとをカテゴリーに分け、そのカテゴリーを(一時的なものにせよ)他の人たちと共有したいという、人の欲求を巧みに利用している)。タグ付けは、情報を検索しやすく見つけやすくすることによって、ウェブにボトムアップ的な秩序をもたらした。今こそ世界にタグを付け始めるときだ。現実の世界に。

実は、もう何百万人もの人たちがやっている。Flickrに位置情報付写真をアップロードしたり、Yelpにレビューを追加したり、Twitterで特定の場所についてつぶやいたり、あちこちに何十と作られている位置情報対応ソーシャルアプリを使ったりするたびに。世界にキーワードのタグが付けられるだけでなく、ちょっとしたコメントや注釈が加えられていく。どんなことが行われているか、雰囲気を味わいたい人は、TwittervisionFlickrvisionを見れば、それぞれTwitterのつぶやきやFlickrの写真が、アップされるたびに地図に表示される。

Plazes(Nokiaが買収)やBrightkite、Nokiaの新しいFriend Viewアプリなどのサービスはいずれも、ソーシャルなコミュニケーションと位置情報を組み合わせて、地図上に表示している。

大半のモバイルソーシャルネットワークが、少なくともGPS携帯では、ユーザーのあらゆる行動に位置情報ラベルを付けている。FriendFeedはつい最近から、位置に関する情報が含まれているメッセージに、Googleマップを付加するようになり、YahooのFire Eagleは、他のサービスが簡単に専用の位置情報レイヤーを追加できるようにした。

位置情報付きのコミュニケーションは、益々普及してきており、これは始まりにすぎない。私は、ライフストリーミングサービスがわれわれの生活のノイズを増やしていることに対して、苦言を呈している。この種のサービスが好きで使っている個々の人たちにとっては問題であり続けるだろうが(「バス停にいるって?そりゃよかった。どんどんつぶやきを送ってくればいいさ」)、これを集約したレベルでは、あの無用と思われたたわごとが、利用価値のあるメタデータに生まれ変わる可能性がある。

しかもこれはGPS対応サービスに限った話ではない。例えば、位置や物を表すタグの役割を果たすハッシュマーココードを使って、つぶやきにタグ付けすることができる(「#バス停、#セントラルパーク、等」)。このようなメッセージはすべてウェブ上のデータベースに放り込まれ、検索対象になる。そうなれば面白くなる。Chris Broganが、「注釈のついた世界の秘密」という記事にこう書いている。

TwitterやFriendFeed、Flickr、Facebook、LinkedInなどのサービスは、ユーザー周辺で交わされるユーザーにとって価値のあるかもしれない会話をホストしている。YelpやBrightKite(他にもあるが)などのサービスを使っていない人は、物ごとがどう売られているかではなく、物ごとがどうなっているかを知らせるために、われわれが景観の中に残している目印や注意書きを見逃している。偶然の出会いを逃がしている。たまの機会を逃がしている。

巻き込まれる必要はないので念のため。ただ私たちがそこにいて、想像する以上に多くのものを書いて渡しているだけだ。

Chrisのように、何もかもに取り付かれたように位置コードを付けてくれる人がいるのは嬉しいことだ。彼らはかつてのタグ付け人のようだ。FlickerやDelicisouなどのサービスにいた2%ほどの、降ってくるあらゆるデータを整理してカテゴリー分けする力仕事をこなした人たちのことだ。データを細かく分ければ分けるほど、利用価値が高まる。そして位置データが特に有用なのは、リアル世界の場所と人と出来事を関係付けるからだ。

あらゆる位置コード付きのつぶやき、Flickr写真、レストランレビューが、世界にタグやコメントを追加し、それをみんなが検索できる。これは、TonchidotのSekai Cameraのようなビジョンを現実にするものだ。TC50で旗上げした近日公開の写真アプリ、FotonautsがGoogle MapsやWikipediaを使ってアルバム中のあらゆる写真に簡単にジオタグを付けられるようにするのは、このためだ。世界中のあらゆるものにタグが付けらるだろう。しかし、そのための唯一の方法が、われわれみんなが協力することだとすれば、大変な仕事になる。(あるいは、Chrisとその友人たちだけでも頑張ってくれれば、他のみんなが便乗できる)。

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(翻訳:Nob Takahashi)