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ソーシャルネットワークアプリ、来年ついに収益化へ

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なんとも立派になったOpenSocial陣営大集合

今日(米国時間11/13)、OpenSocialの一周年記念イベントに、プレス、デベロッパー、OpenSocialチームのメンバーらが集い、同プラットホームの将来について意見を交換した。座談会での数多い話題の中でも、恐らく最も熱く語られていたのが収益の問題だろう。とにかく多くのデベロッパーが、自分たちのユーザーを安定した収益源に変えることができていない。しかし、OpenSocialのエンジニアリング担当ディレクター、David Glazerが、自分は答えを知らないと言いながらも、来年中にはOpenSocialに標準支払いプラットホームが組み入れられるだろうと予言した。そうなれば、さらに多くのアプリケーションが存続可能なビジネスへと転換し始めることができる。

Facebookプラットホームの開始(およびそれに続くMySpace、Hi5をはじめとする多くのソーシャルネットワークでのOpenSocialの始動)以来、アプリケーションデベロッパーたちは、ユーザー基盤を安定した収入源に変えることに苦闘してきた。広告はある程度の成功をみたが(SocialMediaなどの会社を生んだ)、取引き処理や少額支払いシステムの実装に成功したアプリはほとんどない。

問題の殆どが、支払いプラットホーム間に整合性がないという事実に帰せられる。ユーザーはクレジットカード情報をアプリ毎に入力させられ、これは面倒なだけでなく潜在的なセキュリティリスクも高くしている。必要なのは統一されたシステムで、ユーザーが一度情報を入力して、どのアプリもそれを利用できることだ。Facebook(OpenSocialプラットホームを採用していない)は、少額支払いプラットホームを提供する計画を3月に発表したが、未だ実現に致っていない。

今度は、OpenSocialが独自のシステムを作るらしい。MySpace、Hi5、Orkutなど、このプラットホームを採用している全ソーシャルネットワーク間で共通に動作する可能性を持つものだ。Glazerの説明によると、収益化システムをこの標準に効率よく実装する方法を誰かが考えだして、デベロッパーは標準化されたフックを呼び出して金銭情報を安全に扱えるようにしてくれるだろうという。ユビキタスな少額取引システムがあれば、こうしたアプリでお金を使うことの障壁が大幅に低くなり、デベロッパーも恩恵に預れるに違いない。そもそも未だにユーザーベース獲得に苦悩しているデベロッパーもたくさんいるが、ユーザーを持つデベロッパーは、もう収入源をバナー広告だけに頼る必要がなくなるだろう。

もちろんこれは、協賛するソーシャルネットワークのいずれもが、標準収益化システムを全面実装することが前提であり、これは全く保証されていない。しかし、もしそうなった場合、Facebookはこのシナリオから置いていかれることになる ― 唯一独自の支払いシステムを使う主要ソーシャルネットワークとして(独自システムが公開されればの話だが)。Facebookが大急ぎで先陣を切ってくることも十分考えられる。そうなれば、ただのゴネ屋ではなくイノベーターにみえてくるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)