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VideoEgg、広告ネットワークをiPhoneにも拡大。AdMobとの違いを強調

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無料のiPhoneアプリケーションには、近々広告が掲載されることになるだろう。新顔のVideoEggが広告ネットワークを拡大し、iPhoneを取り込み始めた。VideoEggは動画およびソーシャルアプリケーションに広告を掲載し、利用者のクリックに応じて広告内容を詳しく説明する動画や地図、あるいはアプリケーションを掲載するFlash画面を表示する。VideoEggは閲覧者が広告に反応した場合にのみ課金する仕組みを採っている。

今回、iPhoneのケースでもこの仕組みを踏襲し、画面上部に小さなバナーとして表示させることのできる広告を提供している。この広告はどのようなアプリケーション画面にも表示可能だ。広告をクリックすると動画や簡単なウェブページを表示して広告内容を表示する。今、モバイルに進出する理由は何かということについて、VideoEggのチーフマーケティングオフィサーのTroy Youngが語ってくれた。

私たちがモバイルに今進出するのは、携帯端末がメディア消費プラットフォームとして成長を遂げてきたからです。人々はiPhoneをまさにメディア消費媒体として利用しており、広告を掲載することができると判断したわけです。

Youngによれば、VideoEggのウェブ広告は8000万の人々によって一ヶ月10億回以上閲覧されているとのこと。ウェブ上でのエンゲージメント率(広告に反応する割合)は1%をちょっと超えるところだとのこと。そしてiPhone上でのベータテストについてみると、このエンゲージメント率は2ないし3%に達したという。もちろんiPhoneに掲載される広告が増えれば物珍しさもなくなって率は低下していくに違いない。しかしウェブ上におけるのと同様の率を確保できれば成功と言ってよい。

携帯端末における広告というのは、iPhone上で提供されるものを除き、はかばかしい成果を挙げることができなかった。しかしiPhone上においては、携帯広告ネットワークのAdMobも成功事例を報告している。

AdMobの例を挙げると、AdMobはiPhoneによって救われた面があり、ほとんどがダイレクトレスポンス広告に過ぎず、VideoEggが提供する「ブランドエンゲージメント」を考慮したものではないとYoungは主張した。検索広告のようなダイレクトレスポンス広告が優れている面もあるのだが、まあそれは置いておこう。Youngは「ダイレクトレスポンス広告の未来は明るくない」と見ているようだ。個人的には違いがよくわからない。AdMobもダイレクトレスポンス広告同様にブランド広告を扱うことができるように思える。扱えばダイレクトレスポンス広告同様、成果を挙げることができるだろう。VideoEggでは、広告をクリックすると新たなウィンドウが開く。しかし大した違いには思えないのだ。

AdMobとVideoEggの実際上の違いは、VideoEggがiPhoneの広告のみを売ることはしないという点にあると思われる。モバイル広告の出稿を考えている広告主に対しては、キャンペーン広告の5%ないし10%をiPhoneに振り分けるスタイルを採る。VideoEggのモバイル広告掲載費は、少なくともどの広告がより有効かが判明するまで、ウェブ版と同価格に設定される。

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(翻訳:Maeda, H)