Twilio:強力な電話サービス用API。GrandCentralの基本機能を15行のコードで作れる

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時としてこんな会社にめぐりあう。買収の大きな目玉を持ち、すごい製品があり、有望なビジネスモデルがあり、有能なチームがいる。さまざまな電話サービス向けに使いやすいAPIを作ったTwilioは、そういう会社だ(ウチのボスにRickRollのイタズラを仕掛けたこともある)。このスタートアップが開発したその場支払い機能付のシンプルなAPIは、デベロッパーがアプリケーションに簡単に電話機能を組み込むことができ、 あの電話の黒魔術の訓練を受けたほんのわずかなエンジニアにしか手の出せなかったさまざまなサービスへの道を開くものだ。Twilioは今日(米国時間11/20)プライベートベータに入り、TechCrunch読者はここで招待状をもらえる。

CEOのJeff Lawsonによると、ウェブ電話通信サービスは他にもあるが(オープンソースプロジェクトのAsterisk等)、その技術は概して非常に複雑で、経験豊かなデベロッパーにとっても使うのが難しかったという。Twilioはこうした電話サービスを共有商品化して、デベロッパーにとってもっと使いやすくなるように、非常にわかりやすいコマンド群を用意した。APIは基本的に電話の5種類のアクション(話す、再生、録音、ダイヤル、電話番号の収集)からなり、いずれも期待どおりの動きをする。何日か前に聞いたあのRick Rollアプリ? これがそのプログラムのコードだ(非プログラマーの方へ、これは実に基本的なものです)


Lawsonがほかにもすばらしいサンプルをたくさん見せてくれた。GrandCentralの基本機能を15行ほどのコードで再現してみせたプロジェクトもあった。多くの企業がすでにこのAPIを使って独自のアプリケーションを開発しており、それまで人間が何時間もかけて何百回も電話をかけていたものを自動化したNPOもある。

Twilioでは、クラウドサービスモデルを導入予定で、これは契約が不要で、通話時間と使用する電話番号数に応じた定額通話料金を徴収するもの(デベロッパーは需要に応じてスケーリングすることができるので、サービスがクラッシュする心配をしなくてよい)。なお、Rick Rollアプリはこのサービスを使って作られたものだが、あれは開業前のジョークであり、今後のアプリケーションが迷惑電話をかけることのないように安全策が取られている、とLawsonが語った。

Twilioも完璧ではない。音声認識がサポートされておらず、これは多くの電話サービスにとって重要な機能だ(将来のバージョンに含められる予定)。しかし、非常によくできているので、デベロッパーの間でかなり人気を呼ぶだろう。RackspaceやAmazonなどのクラウドサービスプロバイダーたちが、すぐに飛び付くに違いない(私はAmazonに一票。CEOのJeff Lawsonは元AWSのプロダクトマネージャーだった)。

電話サービスをプロバイダーに使いやすくしようとするスタートアップは他にもいくつかある。Skydeckについては、以前われわれが紹介した

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(翻訳:Nob Takahashi)