Google、YouTube LiveストリーミングにAkamaiを利用―視聴者は70万

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YouTube、ライブストリーミングを開始

ここ数週間にわたって「GoogleがYouTube Liveコンサートのライブ・ストリーミングを確実に実施するにはサードパーティーのCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)を使う必要があるのではないか」という観測が流れていた。もちろんGoogle自身、強力なCDNを持っている。しかし大規模なライブ・ストリーミング(YouTubeはこれに対してずっとプログレッシブ・ダウンロードを利用している)には独自のノウハウが必要だ。それに費用がかかる。AdobeのFlash Media Server、あるいはそのライバルのWowzaを使わねばならず、そのライセンス料が必要だ。さらに通常の費用に加えて、ギガバイトの転送ごとに少なくとも数セントを支払わねばならない。

噂では、Googleは3大ストリーミング・サービス― Mogulus、Ustream、Justin.TVの一つと提携したということだった。実際、Googleはそれらスタートアップ3社と会談し、提携ないし会社ごと買収する可能性を探ったようだ。

しかし結局、提携や独自のストリーミングCDNの構築には向かわず、GoogleはAkamaiを利用することを選んだ。Googleはこのことを確認していないが、突き止めるのは簡単だった。(下のスクリーンショット参照)。なぜ提携ではなくAkamaiなのか? 一つの要素として、Mogulus、Ustream、Justin.tvはストリーミングの規模として最大10万ユーザー程度した扱った経験がないことが挙げられる。(訂正:Justin.tvの関係者がメールで知らせてくれたが、彼らは40万ユーザー以上のストリーミングを実施したことがあるという)。今夜(米国時間11/22)のコンサートの規模はスタートアップにとっては未踏の分野になるわけだ。

Akamaiの公開データによると、YouTubeコンサートでは、ピーク時におよそ70万のユーザーが同時に視聴したもようだ。Mogulusのブログにもっと詳しい情報があるが、要約すると、コンサートが始まる直前にAkamaiは15万のライブ・ストリームを配信していた。その後、コンサートの時間中に86万3000のピークを迎えている。〔差し引き70万がYouTubeの視聴者と推定される〕。

本当はライブストリーミングのためにこんな高価なCDNインフラなどは必要ないのだ。P2Pソフトなら、ビデオの大部分はユーザーからユーザーへ受け渡しされるので、同じことをはるかに安く実行できる。ただし、そのためにはユーザーがアプリケーションをダウンロードしてインストールしなければならない。これはJoostが試みて、結局諦めた。P2P配信を普及させるためには、ブラウザにアプリをバンドルする以外ないのかもしれない。

しかし、今夜はっきりしたことが一つある。Akamaiは高価だが、仕事はきっちりやる。GoogleがAkamaiにプレスリリースの発表を許可してくれるといいのだが。

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(翻訳:Namekawa, U)