低調が予想される年末商戦を睨み、AmazonとeBayは真っ向勝負へ

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広がる景気後退とレイオフの波の中、ホリデーシーズンのオンライン販売も低調が予想されている。11月の段階では昨年より4%の低下となっている。オンライン販売を手がけるAmazonおよびeBayは昨年のクリスマス時売上げを確保しようと必死の努力を展開している。

eBayはサイト参加者による小規模オークションサイトからの脱却を計っており、eBayとAmazonの類似点が増えつつある。eBayはこのところ固定価格での商品販売を強調していた。しかし今週になって、これまでAmazonに出店してきたような販売店を取り込む策を講じ始めた。月曜日にeBayは大規模販売者が大量の固定価格商品をまとめて出品できるプログラムをベータ版としてこっそりとアナウンスした。

これにより、eBayの中心ユーザだった小規模オークション販売者が不満を募らせるのは間違いない(大規模販売者と競わなくてはならなくなる)。しかしeBayに他の道はあるだろうか。企業成長の糧は商品販売ではなくSkypeなどになっている。9億4500万を費やしたBill Me Laterの買収も疑問視されている。また全体的に消費者への訴求力も低下しているようだ。comScoreによると10月のeBayにおける米国内ユニークビジター数は7070万で、昨年より11%減っている。一方のAmazonの10月における米国内ユニークビジター数は6010万で、これは6%の増加となっている(上掲のグラフ参照)。

実際のところ、オンライン販売を行うところはAmazon、eBay、自社ウェブサイト等、複数のサイトに商品を掲載している(たとえばマルチチャネル電子商取引マネジメントサービスを提供するMercentは、サービス利用しているオンライン販売業者に対して既にeBayのAPIをサポートしている)。

eBayの始めたプログラムにより生じる再編の動きは興味深い。オンライン販売業者はeBayに商品を陳列しつつAmazonの注文管理用APIを利用してAmazonの倉庫から出荷するようなことができるようになる。

こういったAPIの提供が、電子商取引のに与える影響を軽視してはならない。取引情報のやりとりを管理する者こそ、オンラインにおける商品流通を支配することになるのだ。

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(翻訳:Maeda, H)