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SECがP2P金融「Prosper」業務一時停止の理由を公開

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先月SECの審査のため、サイト上の新規貸付け業務が全一時停止となったP2P金融「Prosper」。 証券取引法の下、登録を行うことに同意した同社だが、この手続きには何ヶ月かかかる可能性もある。

昨日(米国時間11/25)、SECが正式なC&Dレターを発行し(以下に貼ったのがそれ。PDFダウンロードはここ)、Prosperを投資販売業者と種別した理由のあらましを公開した。Prosperは従来、自分たちは貸し手と借り手の縁組をするマーケットプレイスに過ぎないときっぱり反論してきたが、SECの耳には念仏のようだ。

これはProsperだけでなく全P2P金融業者に対する警告だ。P2Pローン業界の新顔「Loanio」は先月業務開始したばかりの会社だが、やはりSECに登録が済むまで新規貸付業務は一時見合わせることになった(通知は以下に)。今年4月P2P金融初の業務一時停止の事例となった競合「Lending Club」は、SECから無事登録承認が下りて、今は米国のほぼ半数の州で貸付業務が再開している(うちカリフォルニアは先週再開のサインが出たよ)。

このレターでSECは、Prosperが有価証券業者と判断される理由、SECの規制監督下に置かなくてはならない理由についてこう述べている。:

従ってProsperの中期債はRevesの定めにより証券と見なされる。その理由: (i)Prosperの貸し手は資本利益見込みにモティベートされている。 (ii)Prosperのローンは一般市民が相手。(iii)分別のある投資主はProsperのローンを投資として期待する可能性がある。(iv)このプラットフォームが生むリスクを軽減する規制の枠組みが他にない。

Prosper自体が金を貸し付けているわけではないが、それでもこのローンはProsper抜きに存在しえない。レターには、さらに細かい説明も。:

Prosperが提供する中期債は投資である。貸し手は利息というかたちで対投資利益が回収できるものと期待する。この利息は概して金融機関の預金口座が出す利息より高い。Prosperのサイトには、Prosperの中期債は普通株やCD(定期預金)、金融市場を含む他の投資より高い利益を提供する、という文言が盛り込まれている。

貸し手はProsperの取り組みに依存している。何故ならその取り組みこそが、貸し手の対投資利益実現の手段だからだ。[…] Prosperはサイトのプラットフォームを構築・保守管理しているわけだが、これ抜きでローン決済は何一つ達成できまい。Prosperでは貸し手と借り手を引き寄せるメカニズムを提供し、貸し手と借り手の間の情報交換を促進し、入札を調整し、ローンを発効している。ローンのリスティングを介して貸し手候補に、信用格付けを含め借り手の情報を提供している。

[…]さらに中期債の規約には、Prosperがこの中期債の貸付事業者の独占権を有する、とある。このキャパシティ内でProsperはローンおよび利息の返済を回収し、滞納の融資先に返済の通知を行い、信用調査機関にローン支払い・債務不履行の報告を行っている。さらにProsperは、不良債権回収を取立代行会社に紹介する業務、不良債権を債権買取業者に売却する業務も独占的に管理している。貸し手は借り手の身元を知らないので、仮に債務不履行(焦げ付き)になった場合も証券所有者として自らの権利を追求できないだろう。

[…]むしろProsperの貸し手はProsperのプラットフォームの連続運転に依存し、取引きを行って投資から利益を取り戻そうとしている。

これはP2P金融に参入を考えているスタートアップ必読のレターと言えそうだ。が、この理由付けはたぶん、サイトの情報を投資商品に変えようと希望している他の投資サイト(ソーシャルな株銘柄選定サイトなど)にも適用できるかもしれない。


SEC Cease And Desist Order To Prosper – Get more Legal Forms

[原文へ]

(翻訳:satomi)