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ソーシャルネットワーク史上最大の戦い:オープンなウェブに自分とアイデンティティーとデータを

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今日(米国時間11/30)は、Facebookが同社の「Facebook Connect」サービスの大規模なプレス展開を行う日。同サービスが最初に発表されたのは5月のことだ。

NY Timesが「Connect」のほか、MySpace(Data Availability)とGoogle(Friend Connect)によるそれぞれの競合サービスの概観を示す記事を書いている。

三サービスはいずれもサードパーティーサイト(Digg、Twitter、Citisearch、CBS等何でも)のためのプラットホームで、ユーザーが通常の方法とは別に好きなソーシャルネットワーク経由でログインできるようにするものだ。プロフィール情報の一部はログインと共に渡され、サイトがそれを一定期間保持することができる。また、サイト内で起きた行動(Twitterのつぶやき、Diggで投票した記事、Citisearchのレストランレビュー等)を、ユーザーの行動ストリームに戻すこともできる。

こうしたサービスからサードパーティーが得るものは何だろうか。ユーザー、特に新規ユーザーのログインが楽になる。また、プロフィールデータを使うことによって、ユーザーがアカウントを作る際にほとんど入力しなくて済むようできる。ソーシャルネットワークに掲載される行動ストリーム情報の中には、サードパーティーサイトへの戻りリンクが含まれる。そして、一番興味ある機能のひとつは、Facebook Connectのパートナーが、Facebookに友だちリストを要求して自分たちのサービス上での繋がりを増やせることだ。DiggのCEO Jay Adelsonが最近、Facebook Connectが自社のサービスにもたらす可能性についてまくしたてている

さらにFacebookはConnectパートナーに対して、ニュースフィードや招待などを通じてサービスを宣伝するためのツールとして、Facebookのアプリケーションデベロッパーと同じものを大部分提供する。

しかし、真の価値を得るのはソーシャルネットワークの方だ。こうしたサービスは、ユーザーがお気に入りのサービスにログインする際に、MySpaceのプロフィールやFacebookのログイン名で自己を表現し始めるように仕向ける。そうすることによって、ユーザーがますます、そのサービスでプロフィールを維持したり友だちを増やしたりしたいと考えるようになる。

MySpaceは、ことさらにユーザーのアイデンティティーを保有したがっている。ユーザーにとってMySpaceプロフィールとは、オンラインでの名前であり、この数ヵ月にOpenIDを完全導入した理由でもある。「Data Availability」と「OpenID」は、同じ戦略の二つの部分だ。

Facebookは、アイデンティティーに関してそこまでは考えていないだろう。ユーザー向けのブランドを冠したURLはない。しかし、個人の確実なプロフィールや、特にソーシャルグラフは持っておきたい。ユーザーが誰なのか、誰が友だちかは、未だ実現していない同社のビジネスモデルの鍵となるものだ。

そして全体で最大の恩恵が、ソーシャルネットワークに戻されてくる無料のデータの流れだ。これが、広告のためのユーザープロフィールを見事に埋めてくれる。

FacebookはConnectで独自路線を進み、ログインやデータ共有に独自標準を使用している。また同社は、GoogleがFriend Connectサービスの中に立ち入らないよう締め出した。対照的にMySpaceは主としてオープン標準を使うアプローチを取り、Googleと両社のサービスが一緒に正しく動作するよう近密に作業をしている。

パートナーを巡る争いは熾烈だ。MySpaceはTwittereをスタート時パートナーであると発表したが、実はTwitterは先にFacebookと統合するという噂がある(両方を行えない理由はなく、おそらくそうするだろう)MySpaceはほかにYahooとeBayもスタート時パートナーであると発表している。ただし、これまでにスタートを切ったのはFlixsterとEventfulだけだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)