スニーカーマニアのソーシャルネットワーク、Sneakerplayが閉鎖

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2年前、ソーシャルネットワーキングが大流行した頃、起業家たちは、特定の(かつその多くがきわめて小さな)集団のための専用コミュニティーウェブサイトを大量に立ち上げ、そんなニッチから生まれる虚構を金にしようとした。この戦略がうまくいったところもあったが・・・、他ではそうはいかなかった。そして、経済不況が業界全体に降りかかる今、広告主の予算全般が縮小し、オンラインへの出費が急速に減少した結果、予想以上に早く玉と石とが分別されることとなった。

閉鎖間近なニッチソーシャルネットワークの一つ、Sneakerplayは、スニーカーを愛するあまり、スニーカーを語り、お気に入りの靴の写真を共有するための専用の場所がネット上に必要になった人たちを対象にしたオンラインコミュニティーだ。アイディアではあった。だがちょっと待ってほしい。人はいくらスニーカーが好きでも、継続的にそれについて他の人たちと交流したいというほどではない。少なくても、まともなビジネスを作れるだけの人数を集めるほどには。

もちろん、ファウンダーたちもそれほど大きな期待を抱いていたわけではない、少なくとも長期にわたっては。サービス中止を発表したブログ記事でファウンダーらが、段々と集中力がなくなってきたことを実に正直に打ち明けている。

続けるうちに、自分たちが、始めたときのようなエネルギーを注ぎ込んでいないことに気付きました。われわれが今手がけている別のプロジェクトによって焦点が定まらなくなってきたのです。Sneakerplayを本来あるべき姿でサポートしないことは、みなさんに対してフェアではないと考えました。Sneakerplayにはいつか花咲くときが来ると固く信じています。これを育て、新機能を作り、必要とされるお世話のできる誰かが必要です。

Sneakerplayは、わずかな資金($1500)で始められ、一度も外部資金を調達したこともなく、常に趣味的プロジェクトだったが、このソーシャルネットワークを始めた3人の友人同志は、Adidas、Nike、EA Sports、Microsoftなどのブランドによるスポンサー契約と支援によって、投じた(わずかな)お金に対して嬉しいリターンを得た。他のニッチソーシャルネットワークにとって、これが何を意味するのかを考えてみてほしい。Sneakerplayで、かけたコスト以上に稼いだことが、この男たちの意欲を保つのに十分でなかったとしたら、他のニッチソーシャルネットワークのどれほどが、近々閉鎖することになるのかを。

ブログに書かれているように、ファウンダーらは閉鎖を避けて身売りしようと試み続けているが、このサービスに一度も真の牽引力がなかったことを考えると、ありそうにはない。ただし、彼らは身売りの話をMTVとComplex(KicksOnFireという競合サービスを運営している)に持ちかけているので、まだひっくり返せる可能性は残っている。

とりあえずSneakerplayを、デッドプールに入れておく。

アップデート:この記事[原文]に付けられたコメントによると、Sneakerplayは閉鎖するつもりがないと言っているそうだが、実際には閉鎖しようとしている。ウェブサイトをオンライン状態にして買い手を探しつつ、積極的に育てることをやめ、「ほろ苦い終りだった」などと言うのは、サービスを閉鎖するのと事実上同じことだ。下のグラフを見ても、驚くにはあたらない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)